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tokekが、気のおもむくままにいろいろと好きなことをしている場所です。
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Bill Nelson:Flaming Desire

YMO"浮気なぼくら"への参加や、高橋幸宏のサポートメンバーも勤めていたBill Nelsonのキャリアは古く、71年に自主制作でデビューしている。彼の名前が世間に注目されるようになったのはやはりBe-Bop Deluxeを結成してからだろう。David BowieやT-Rexらによって盛り上がったグラムロックのムーブメントがやや沈静していた70年代の中ごろに、SparksやRoxy Music、Cockney Rebelらと共に活躍。"Modern Music""Drastic Plastic"等の傑作を残す。解散後、ソロプロジェクト、Red Noiseを結成し、"Sound on Sound"を発表。非常に過激なサウンドながらもポップなメロディ満載の本作はエレクトロポップの稀代の名盤として高い評価を得、一曲目をRCサクセションがカヴァーした。その後ソロとなり、傑作を次々と発表。現在までに40枚以上のアルバムを発表している。
彼のサウンドの特徴はそのギターの音色。ノイジーでいて伸びのよい音はどこかロマンチックな香りが漂い、耽美的な印象を受ける。また、いかにもグラムロック時代の生き残りらしい粘着質なヴォーカルも魅力だろう。彼の個性が特に輝いていたのは80年代の作品群。この頃、YMOに多大な影響を受けたらしく、アジアの香りがする楽曲が多く、おすすめ。
紹介曲は、80年代の作品でも特に評価の高い"Love That Whirls"に収録されている作品。この曲はヨーロピアンな雰囲気だが、疾走感、緊張感がともに高く、サスペンスタッチに仕上がっている。ノイジーなギターのかっこよさは一度聞いたら忘れない。非常に激しいサウンドだが、美しく響くのが不思議。そしてそこがすばらしい。

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SUSAN:サマルカンド大通り

もともと、スクールメイツなるアイドルグループの一員としてデビューしていた、フランス系ハーフの歌手(谷啓のバンド、ザ・スーパーマーケットにも在籍していたのだそう)。そのご、80年に高橋幸宏のオーディションを受けて、見事合格。アルバム"Do You Belive In Mazic?"で見事に再デビューを果たす。当時、高橋幸宏がソロ作"音楽殺人"で見せたような「テクノ・モータウン」なるサウンドコンセプトを展開。「音楽殺人」と対をなすアルバムとして高い評価を得ている。彼自体相当力を入れていたようで、オーディションでは「歌を聴かずに決めた」という逸話が残されていたように、かなりヴォーカルパートで(歌が上手い下手ではなく)こだわったようだ。前述のファーストでもYMOが参加しており、二枚目"恋せよ乙女"ではさらに大村憲司、加藤和彦、立花ハジメやピーター・バラカンなどのYMO関連の豪華面子が参加。まさに「テクノ歌謡の歌姫」という評価が似合う存在だった。
紹介曲は二枚目が出て一年経った時に出されたシングル曲。デケデケした腰の強いシンセベースの音が、同時期の幸宏作品の傑作である、山下久美子の"赤道小町ドキッ"と似た雰囲気を出しているが、上に乗っかるピコピコなメロディが実にかわいらしい。また、サビの部分は、高橋幸宏が傾倒していたTony Mansfield(前に紹介したNew Musikのリーダー)の影響を感じさせる、爽快だがエッジの効いたサウンドに仕上がっている。彼女のヴォーカルも伸びやかで気持ちよく、メロディも印象的だ。一度聞くと頭から離れない鮮烈な一曲だと思う。

The Flying Lizards:Get Up (Sex Machine)

The Flying Lizardsは80年代にMichael NymanやThis Heat等のプロデュースを手がけていたDavid Cunninghamの結成したユニット。昔のポップやロックのあり方を否定、もしくはアンチテーゼとなる音楽をパンクと呼ぶのなら、このユニットはまさしくパンク。精肉場で録音した、ダンボールをたたいた音をバックにし超無気力なヴォーカルでうたった"Summertime Blues"でデビュー。その後5ポンドという前代未聞の(安い)制作費で録音した"Money"(ただしPink Floydのとは別)でなんと全英第5位に輝いた。ダンボールやテープのループ等楽器以外を基本としたバックにほとんど歌う気のないとしか思えない女性ヴォーカルが乗る音楽スタイルは超個性的。さらに、多くの楽曲が古い曲のカヴァー。まさに、解体と再構築の音楽。しかも結構ポップに聞かせるのがすごい。
とにかくチープというか、聞けば聞くほどやる気をそがれるような楽曲ばかりで、聞くと腰砕けになること請け合い。先ほど紹介した2曲もヘロヘロでだる~い気持ちになってくる。
ただ、時折、ポップでありながらどこか毒をはらんでおり、聞くものを不安にさせるような見事なアヴァンギャルドポップもあり、一筋縄ではいかない。
子の曲はもちろんあのJames Brownのカヴァー・・・・なのだが、ほとんど原形をとどめておらず、やっぱりものすごく無気力なヴォーカルと、「サンプラーをテキトーに引いてみました」といった感じの投げやりっぽいバックが強烈。本来ならノリノリになれる曲のはずなのに、とにかく脱力、腰砕けになってしまう。ほかにもさまざまなカヴァー曲があるのでぜひ。
 

 

新作でたよー。今度はインストだ!!



上に書いてあるようにサントラをイメージしつつも、僕の好きなアーティストであるReal FishやFrank Zappaを意識しました。ぜひ聞いてください。
ちなみに写真は雛菊堂で昔販売していたテディベアです。
The Chameleons:Up the down escalator

ポストパンクの時代のイギリスでカルト的な人気を誇っていたバンドがThe Chameleonsである。初めはメジャーのレーベルからデビューしたのだが、その後インディーズのレーベルでファーストアルバムをリリースし、ラストアルバムとなった三枚目で再びメジャーに返り咲くという、少々複雑な道をたどったバンドである。同時期のU2やEcho&The Bunnymen等と同様のスピーディで緊張感あふれるいわゆる「ネオ・サイケデリック」のサウンドだが、こちらのほうが躍動感にあふれており、荒々しくも非常にリリカルで繊細であるという二律背反の要素が同居した個性的なサウンドで、荒涼な雰囲気に満ちている。ヴォーカルも、同時期のバンドによく見られる線が細く、ぬめっとしたものではなく、ドスの利いた、エモーショナルでありながらもどこか切なさを帯びたもので、非常に魅力的だ。また、アルバムは三枚(2000年には新たにもう一枚出た)だけだが、どんどんと急速に洗練されていった。アルバムジャケットはどれもシュールでおしゃれだ。
日本での知名度は悲しくなるほど低いが、イギリスでは強い影響を持っているようで、現在活躍中の人気バンドThe Killersは明らかに影響を受けている。もし、The Killersは知っていて、このバンドを知らない人が聞いたら、多分「KIllers?」と間違えるだろう。
紹介曲は彼らのデビュー作に収録されている一曲。まだまだ演奏が未熟で荒削りだが、繊細でメロディアスな感覚はすでに完成されている。熱くも孤独な印象のヴォーカルと異様な緊張感をもつサウンドは、聴く人の心に深く沈殿して行き、なんともいえない感動を与える。今でも通用するかっこいい曲だ。

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★ プロフィール
HN:
tokek
性別:
男性
職業:
ぬいぐるみ店スタッフ
趣味:
写真撮影     音楽鑑賞
自己紹介:
アンドロメダハイツ在住

好きな動物 
ねこ

萌えポイント 
ねこみみ

好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ 
XTC 
P-MODEL
ルイ・フィリップ 
原マスミ 
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど

好きなアーティスト
クレー 
マグリット

好きなマンガ家
鴨沢祐次

twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。
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