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60's末期~70's初頭のイギリスにおいて活躍し、あのPaul MaCcartneyと並ぶ天才、奇才と称される名ソングライター、Roy Wood。この人のバンド暦を見るとホント気まぐれなんだなと思う。60'sにビートリッシュなロックバンドThe Moveを結成。ポップでカラフルなサウンドで、次々とヒットを放つ。70年にJeff Lynneが加入。その後、管弦楽器を導入し、ロックとクラシックを融合させたバンドを始めるために、The Moveを解散、そしてJeff達とともに、あのElectric Light Orchestraを結成。しかし、一年たった後、今度はロックとビッグ・バンドを融合させたバンドを始めようと考え、さらにJeffとの音楽的相違もあって、ELOを脱退。そして、今回紹介するWizzardを結成する。この時のRoy Woodはとにかく振るっており、このバンドは結成して一年程で出したシングル4曲が全英チャートトップ10に入り、The Moveの時と合わせるとなんと11曲もトップ10に入ったのだ。さらにすごいのは、それほどまでにヒット連発し、バンド活動で忙しいにもかかわらず、ソロ作もしっかり出しているところ。それも傑作と称されている作品である。70's初頭にこれだけ濃い活動をやった人はほとんどいない。ヒットという点では、Elton Johnも同じくらい(それ以上か)の活躍はしていたが、ここまで激しい変遷はなかった。バンドはだんだんとロック色を強めWizzoと名を改めた後解散。その後ヘリコプターズ等のバンド結成し活動を続けた。
Wizzardの出したシングルは確かにどれもキャッチーでいい曲ばかりだ。メロディは親しみやすいが、どれもロックらしい騒がしい雰囲気を持っていて、陽気だ。紹介する曲も、とてもキャッチーな名曲。時代はぜんぜん違うのだが、大滝詠一の「君は天然色」に似た感じがする。影響を受けたかどうかはわからないが、やはり親しみやすくなおかつ普遍性を持ったメロディは共通するのだろう。また、騒々しさでは、ELOに似たところがあるのも面白い。
このバンド(というかユニット)を知っている方は多いと思う。Talking Headsのリズム隊であるChiris FrantzとTina Weymouthによって結成され、紹介曲で一世を風靡。Mariah Careyにも影響を与えた。彼らの特徴といえば、Talking Headsが神経質で、知的な雰囲気であるのに対し、ひたすら、能天気で楽しげだ。Talking Headsよりもヒットしたのもそのせいなのかもしれない。ただ、どちらも、先鋭的で、しゃれたセンスを持っていることは共通しているだろう。
にしてもこの曲は本当におしゃれだ。僕はもともとTalking Headsが好きで、Tom Tom Clubは名前しか知らなかった。そこで、You Tubeで見てみたら一発で好きになった。シンプルでファンクなリズム、チープなキーボード、ヒップホップなボーカル、すべてをひっくるめて、とってもおしゃれ!!ここまでおしゃれな音楽は現在までなかなかないだろう。今聞いてもとてもはじけていて新鮮だ。PVもかわいらしくて実によい。
Shi-Shonen;憧れのヒコーキ時代
後に、YOUが加入し、フェアチャイルドへと発展したバンドがShi-Shonen。メンバーの戸田誠司、福原まり、渡辺等、友田真吾はそれぞれ、ミュージシャンとしても作曲家としても能力が高く、楽曲は佳作ぞろいだ。また、メンバー全員が、元祖ラウンジとして、高い評価を得ていたReal Fishのメンバーでもあった。今回紹介する曲はシングル曲なので、アルバムには収録してないが、アルバムもおすすめ。今聞いても新鮮であまずっぱい。Pet SoundsのときのBeach Boysの影響を受けており、細野晴臣からも評価された。YOUの加入前は、メンバーが自分の作曲した曲を歌っていたが、どの人もはっきりいって、下手(笑)。なんだけど、妙にはまってたりするから面白い。特に戸田誠司が初々しくてよい。繰り返すけど、楽曲はハイレベルなので、ポップファンは必聴!
今回紹介する曲は、ストリングスアレンジがすばらしい逸品。リズムボックスを使用しているが、現在の打ち込み音楽と比べてもまったく遜色がない。爽やかな曲調で、イギリスのバンド、Orange Juiceと比較されたことも。鈴木慶一も大絶賛した。アニメ好きにもおすすめ!
Elvis CostelloやThe Damned等のプロデューサーとしても有名なNick Lowe。70年代にBrinsley Schwarzのメンバーとして活動していたが、あまり売れず、74年に解散。78年に、「Jesus Of Cool」を発表し、再デビューを果たした。ポップだが、ひねりの聴いた楽曲は、高い評価を得た。また、Dave EdmundsとのRockpileも有名である。
80年代ニューウェーヴ全盛時の英国のロックシーンを見ると、必ずといっていいほどこの人が紹介されているので、聞いてみたら、非常にまっとうなポップ作でありながらどこかイギリスらしい皮肉っぽいユーモアが混じった音楽は、とてもおしゃれに感じた。「パワー・ポップ」の元祖といわれているのも納得である。ブリット・ポップの源流のひとつだろう。
紹介曲は彼の代表作で、英国ポップの結晶といえる大傑作。全体は、非常に親しみやすいメロディが包まれていながらやっぱりなんか皮肉っぽい。ほんとにメロディが抜群によく、思わず口ずさんでしまう。コーラスワークも美しい。聞くとなんだか明るい気分になれる一曲だ。
The Smiths:William, It Was Really Nothing
80年代の英国で最も重要なインディバンドのひとつ、The Smiths。このバンドがいなかったら、90年代のブリット・ポップはなかったといっても過言ではない。このバンドの特徴は、なんといってもMorrisayの浮遊感あふれるボーカルと、Johnny Marrの美しいギターワークだ。とくに、Johnny Marrのギターを聴いて、僕は本当に12弦ギターをやってみたいと思った。彼のギター「80年代のByrds」という評価を受けていたが、確かにMaCginnのギターに似ているところがある。もちろんソングライターとしても、甘酸っぱく、時にダークな作風は大好きだ。Morrisayのボーカルも好きだ。どことなく、ヨーデルみたいな、ファルセットかかりっぱなしみたいな奇妙なボーカルはドリーミーな雰囲気を出している。何より、Marrの書く曲と絶妙にマッチしているのだ。後、人物のアップを使ったジャケットもよい。ギターポップ好きなら絶対聴かなくてはならないバンドである。
この曲は、彼らの曲の中で一際爽やかな1曲だ。イントロはまるで真夏の太陽を思わせる。そしてボーカルも伸びやかですばらしい。割と短い曲ではあるが、その分非常に鮮烈な印象を与えてくれ、何度聴いても飽きない。今聴いてもまったく古びておらず、とても若々しく、溢れんばかりのエネルギーを持っている名曲だ。
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