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tokekが、気のおもむくままにいろいろと好きなことをしている場所です。
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最近、ミッカがやけに暗い感じだ。
いつも物静かだが、重い雰囲気を身にまとうようになている。
みんなでレコードの観賞会をしても来なくなってしまった。

ある日、少し整理しようと、書類入れを覗くと、何日か前の新聞があった。
そこにこんな記事が書いてあった。
「稀代の楽士、死す」
さほど大きな記事ではなかったが、そこに目が奪われてしまった。
彼はべーシストだった。
彼は以前から、癌を患っており、その治療に奮闘していたが、結局、病魔の前に力尽きてしまったのだ。
20代ぐらいに初めてべースを手にしたという。もちろん最初は全く弾けなかった。
しかし、それにめげず、独自の弾き方を編み出した(彼はその弾き方に自信がなかったという)。
その弾き方は聴く者の耳をとらえて離さなかった。まるで地を這うよう蛇のように迫る、その音は同業者にも魅力的なものだった。
さまざまな名楽士たちと演奏を続け、最初の下手だった評価を完全に気し去って見せたのだった。

そういえば、ミッカは事あるごとに彼の名前を口に出していた。
彼女はよく「師匠」ともいっていた。
彼女の目標だった。

ミッカが散歩から帰ってきた。彼女は何も言わずに自分の部屋に入ると、すぐにベースを弾き始めた。少しあって、泣き声も聞こえてきた。

彼女の心の師匠。
その名はMick Karn
弾いている曲は
Sensitive














R.I.P,Mr.Karn.......本当に素晴らしいミュージシャンでした。あなたとあなたの音は絶対に忘れません・・・・・。
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ふと窓を見てみると、月が青く光っていた。
青い月にまつわる話を聞いたことがある。



ずーっと前のこと、あるところに、その地方では有名な上流の貴族がおり、一人娘がいたそうだ。
その子は猫が大好きだったのですが、肝心のお父さんが猫嫌いで、なかなか触らせてくれません。
なんとか、猫に会おうとしても、周りのものがその場から話してしまうのです。
しかも、彼女の部屋にある、猫のぬいぐるみや写真や絵も捨ててしまいました。
彼女はいつも悲しそうな顔をしてしまいました。
ある日、彼女の部屋の下に一匹の黒猫が入ってきました。
「やぁやぁお嬢様、どうもこんばんわ!!」
「わぁ!!猫さん!!会いに来たんだ。」
「うむうむ、お嬢様は我々のことを愛しているのにあわせてもらえない。お嬢様の悲劇は我々にもよーく、知れ渡っております!」
「どうやって、ここに来たの?ここ、凄い警備なんだよ?」
「我々の手にかかれば、人間どもの目何ぞ簡単にう繰り抜けられる!」
「すごーい!」
「おっと、お嬢様、我々にはあなたに伝えたいことがあってきました。」
「なーに?」
「あと一週間後に月が青く光る日がやってくる。そのひ、我々はあなたをお出迎えして、我々の世界へと連れて行こうと思っているのでございます!!」
「やったー!!」
「お静かに、このことが親に聞かれたら、面倒なことになりますぞ、では一週間後にお会いしましょう。」
こう言って、黒猫は去りました。
彼女は一週間、ずっとそわそわと、楽しみに待っていました。お父さんに悟られまいと努力しました。けれども、こどもだったので、どうしても少なからず、気持ちがあらわれてしまいます。
怪しく思ったお父さんはより一層警備を強化し、周りにいる猫という猫を追い払いました。
そして、一週間がたちました。
月が青白く輝いていました。
彼女はわくわくしながら、窓の外を見ました。お父さんは不安そうに窓の外を見やりました。10時の鐘が鳴った時です。町の方から何やら悲鳴が巻き起こりました。館の者はみんな町の方を見ました。
見ると、地面が動いていました。それがだんだん館に近づいてきました。
ついに屋敷の前まで迫りました。それは、何千、何万という、猫の大群でした。警備していたものは銃をとりましたが、あまりの恐怖に引き金をひけず、逃げて行きました。
群は館の中に入りました。一直線に娘の下に向かいました。お父さんがとめろと叫んでも誰も止めることができませんでした。ついに部屋に到着しました。
「お嬢様、この上にお乗りください!」
「わあ!ほんとに来てくれたんだ!!すごーい!!」
娘を乗せた猫たちは屋敷の外に出て月に向かって走り出しました。
お父さんは叫びます。
「どうして!!どうして我が娘を連れてゆくのだ!!」
「ふん、貴様のやったことの仕返しだ!我が女王さまの力を利用しようとして無理やりさらい、姫をうませ、力を失くしたとたん殺したことはまだ忘れぬ!!これはまだまだその一端にすぎぬ!!復讐はまだ終わらん!!!」
黒猫はこう言い放ちました。
そして、娘と猫の大群は月へと消えたのだ。


と、まぁこんなはなしである。
そういえば、ロビーには猫耳の上品な印象の女の子が来ている。とってもかわいい、とだけ書いておこう。
 

ごま油の香りがどこからか、漂ってきた
別の部屋で誰か料理を作っているのだろう。この香りは僕は大好きだ。
さて、僕はある変な物の前にいろいろと思案していた。
それは気球の模様の小さな円筒であった。覗き穴があるのだが、のぞいても何にもない
とんとん叩いたり、光を当てたり、水をかけたり、大きな音をたてたり(このとき、となりから「うるさい」と怒鳴られた)いろいろ試してみたが、何にも起こらなかった。
ふと、窓の外を見てみると、妙な星が一つあった。規則正しいまたたきを繰り返す星の中で、その星だけランダムに明るく光ったり、急にしぼんだりしていた。
僕はふと、この変なものを使って、あの星をのぞいてみようと思った。
早速、のぞいてみると・・・・
「!!!?」
急に光が七色に分散し、僕の目の中に入り込み、僕の体をあっという間に包み込んでしまった・・・・















・・・・・あ、あ―朝か・・・
・・・・げ、もーこんな時間じゃないか。ちくしょう、携帯のやろう・・・・
はやく、顔洗いに行こう。
「おはよう」
俺は挨拶した。
母さんはねむそうだった。今日も具合が悪いのだろうか
「ん・・・・もう、こんな時間?大丈夫、学校間に合う?」
「ん、間に合う」
正直微妙だ。
「今すぐご飯にするからね」
俺はうんというと、すぐに洗面台にむかった。歯を磨いて顔を洗う。鏡を見る。うん、俺だ。
今まで妙な夢を見ていた気がする。俺は朝妻 葎。ただの大学生だ。
あー、急いでご飯食べないと。
朝はパンとソーセージとヨーグルト。ニュースを見ながら手っとりばやくすませた。
また、中国に弱腰かよ・・・と俺は思った。
急いで着替えに入る。ジーパンにTシャツ、上着をはおり、ベストを着こむ。ソックスをはいて、帽子をかぶる。
完成。あー、急がなきゃ。かばんとipod、定期に携帯を持って玄関へと駆ける。
「じゃ、行ってきまーす」
「気をつけて、事故を起こさないでね」
さっさと鍵を取って出かけた。
自転車に乗って坂を下る。
急げ急げ。猛スピードを出す。
向こうを見ると、信号は赤だ。ブレーキを握る。
・・・・あれ、全然減速しない。まったく感触がない。ちくしょう、壊れていやがる。
信号に近づく。ああああ、まずい。
耳障りな音が聞こえてきた。その方向に振り向くと、バスがすぐそばに・・・・・・・










どん












ごま油の香りが鼻について、目が覚めた。
「・・・・いてててて」
気が付いたら僕は床に倒れていた。勢い良く倒れたせいか、腰が痛い。
・・・・何だったのだろうか。僕は別の人になったような気分だった。
「・・・・夢かな」僕はひとりそうつぶやいた。にしても気分が悪い夢だ。
ふと見ると、あの物質が転がっている。もう一度、のぞき穴をのぞいてみた。
それは、美しい万華鏡だった。

このごろ涼しくなってきた。窓の外を見ると、竜が元気よく飛んで行き、山の向こう側へ消えていった。
空は青い。今日の夜は満天の星空だろう。
「うおーい」
じゅんたの甲高い声が聞こえてきた。
「今日はも~~~~~のすごい、星空が見えるんだってさ。みんなで行こうよ」
僕は二つ返事で彼の誘いを受けた。
妹にも行くかどうか聞いてみると、かなり喜んで承諾してくれた。ついでにまる、ミッカも誘った。みっかはいつもと変わらぬ無表情だったが、まるのほうは「じゃ、サンドイッチでも作らなきゃ!」と張り切っていた。はっきり言って、男の子には見えない。
双眼鏡と星図表を持って、9時になって、待ち合わせ場所のマッチング・モール商会に向った。もうすでにじゅんたやモモが来ていた。あと一人、ちょと見かけない女の子がいた。
「その子だれ」
「あー、この前、喫茶店に行ったら仲良くなったの。ヒメって言うんだよ。凄いロック好きで、トケくんに気が合うと思って連れてきたの」
「おっす、うちは富良野ひめ、よろしくぅ!」
モモの紹介を受けて、その子はかなり大きな声で、あいさつした。もう見た目からして男勝りな雰囲気の元気な少女だった。
「あ・・・えーと・・・・はじめまして・・・・長月トッケーと・・言います」
彼女の勢いに思わずけおされてしまい、ものすごいおずおずとしてしまった。
「ははは、気ぃ弱いみたいやなぁ、トッケーってあんたかぁ、うわさの音楽好きは!!」
なかなか強烈なキャラだ。
「あにぃはね、いっつもパソコンを前にして遊んでくれないんだよ、でねぇ・・・・」
妹のササとはすぐに気があったようで、早速、僕に対する愚痴が始まっていた。
みんなが集まったので、早速ホタルが丘の上を登った。すると、既に北極星が真ん中に現れ、神々しく輝いていた。
「きれい・・・・」
モモがそう感心すると次々と星たちが現われた。早速星図表を見てみた。あっちはヘリアルの星系だ、こっちはワーシャルの星系だ、正に勢ぞろいで見られる。星たちはそれぞれ、ある時は鷲、ある時は保線、またある時は山脈へと形を刻々と変化する。
「すげぇ、ビートが見えるようやわぁ・・・」
「おもしろいですねぇ・・・・・」
「・・・・おいしそうな色―」
皆がそれぞれ勝手なことを言ってるうちにハイライトが始まった。
北極星を中心に星がぐるぐる回り始めた。やがてそれは渦となり、皆の眼は吸い込まれそうな感じだった。
そして、渦の速度が頂点が頂点に達したとき、突然暗くなった。
すると・・・・・・・



しゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!





ものすごい音が上がり、星の花火が上がった!!!

そして、また元通りの星の世界へと戻って行った。
みな口々に凄かったねぇ、よかったねぇと言いあった。
すると、ある事を思い出した。
「あ、そーだ、サンドイッチ食べるの忘れてた!!」

 先日、知り合いの楽士たちが出てるということで、東の港町、アリアンで3日間開かれる、アマチュア芸術市場に行くことにした。一人で遠くに旅するのは初めてだったのでずいぶんと興奮した。
 年に2度開催されるその市場には、絵画を始め、文学、音楽など、さまざまな分野の、人それぞれの思いや趣味、理想、自己の世界を表現した1万は超える作品が出品されている。アマチュアとはいえ芸術界隈では既になのしれている人も多く出ており、また、未知なる新人やまだ無名の才能も存在している。出品する人たちの中にはこれをステップアップとして世の中にその名を残そうと考えている人もいるだろう。また、すでにプロとして世にその名を知らしめている人も、公ではなかなかできない自由な表現を見せる場として、多数でている。そのため毎度、かなりの賑わいを見せていると聞く。
 馬車が予定よりもだいぶ早く着いたため、アリアンの会場には早めに到着できたが、既に人の海とでもいうべき景観をなしていた。市場は見渡す限り人ばかりで、息も苦しいほどであった。中には絵物語に出てくる人物にふんした者もおり、さながら祭りのようでもある。
 初日、さすがに一人でふらふらするのは少し不安何ので、少し文通したことのある相手と会おうと思っていた・・・のだが、あまりの人の多さにそれは不可能えだった。連絡手段も無くしてしまい、しばらく右往左往することとなってしまった。とはいえ、市場で面白い作品も発見し、そこそこ収穫もあった。
 とりあえず、終了まで市場をぶらつき。終了後、周辺で寝どこを探すことにした。しかし、市場の周りはほとんど何もなく、仕方なく東の広大な城下町で寝どこを探すことにした。
 かねてから、行ってみることを所望していた、セップリーフの町で初日の夕方、夜を過ごすことにした。なるほど、女召使の衣装(アレンジして、少々色っぽく見せている)をした女の子がパブやカフェに呼ぼうと頑張っている。最近の絵物語や活写あまり興味が無いので、それらの作品を取り扱っている店には入らなかった。
 とりあえず、1度体験しておこうと、その女召使の恰好をした子が接客してくれる喫茶店へと入ることにした。ある建物の2階で、窓が無く、さながら風俗店のようであった。初めてなので、いろいろと困惑した面もあった。しかし、自分が予想したよりもあまりしゃべりかけてくれなかったため、少々さびしいおもいをした。
 しばらく本屋で暇をつぶした後に、多くの人が宿屋がわりにするという書斎喫茶に泊まることにした。しかし、どこもかしこも人がいっぱいなようで、結局店が即席で用意した小さな椅子に共同の机が用意された場所で寝ることとなった。全く寝ることができなかったが、その後、店員の好意でもう少しふかふかしたいすのところに移させてもあった。
 2日目はもう午前の窮屈さには耐えられないので、正午くらいから行くことにした。そこで、知り合いの楽士たちとであった。彼らは今回出品する側であり、古の音楽を再現したものだという。僕も少し関わったため、少しお手伝いすることにした。僕もまた、無名ながら、アマチュアの音楽家としてがんばっている。実を言うと、1曲、稚拙ながら参加した作品が出品されており、それを手に入れようと思ったが、既に売り切れていた。それだけの人が僕の作品の聞くかと思うと、少し照れくさい。
 僕は知り合いたちと一緒に居酒屋に行くことなった。古楽の再現を目指すアマチュア音楽家たちの集まりが開かれるからだ。ただ、行く途中、人の混雑がすさまじかったため、遅れかけた。なんとか到着し、無事、居酒屋でそのパーティが開かれた。そこでプロとして活動しているバグパイプ奏者の演奏を聴くことができた。勇ましい音色が店内に響く。その人はいろんな楽士や俳優とも会っており、様々な経験を持っている人でとても興味深い話が聞けた。また、びっくりしたこととしては、僕がこのパーティで一番若かったことである。
 帰り、最大の町と言われる、ニュージュの簡易宿に泊まることにした。しかし、荷物を送り届けてくれた人の車に置き忘れるという事態に見舞われた。その車を追いかけたが、見失ってしまった。周りを見れば、あやゆい雰囲気漂う、売春婦や風俗の客引きたちが集う町であった。すぐに、宿に戻り、すぐに寝てしまった。明け方、その知り合いが置き忘れた荷物を届けてくれた。本当にありがとう。
 3日目は、アルバイト先の先輩に頼まれた商品を買うことにしたが、あいにくなかったため、代わりの物を買った。後日渡すと、非常に喜んでくれた。
 その後を市場を後にし、また、ニュージュに行き、そこの音盤店で多数の音盤を買った。1つ、お目当てを手に入れることができなかったのが少し残念であった。その後、ネイクノに赴き、そこでも音盤を購入した。多数、手に入りにくくなっているものを購入できて、嬉しかった。
 3日間の1人旅はなかなか楽しかった。また行こうと思う。いつかは出品する側として出たいな。
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★ プロフィール
HN:
tokek
性別:
男性
職業:
ぬいぐるみ店スタッフ
趣味:
写真撮影     音楽鑑賞
自己紹介:
アンドロメダハイツ在住

好きな動物 
ねこ

萌えポイント 
ねこみみ

好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ 
XTC 
P-MODEL
ルイ・フィリップ 
原マスミ 
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど

好きなアーティスト
クレー 
マグリット

好きなマンガ家
鴨沢祐次

twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。
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