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このごろ涼しくなってきた。窓の外を見ると、竜が元気よく飛んで行き、山の向こう側へ消えていった。
空は青い。今日の夜は満天の星空だろう。
「うおーい」
じゅんたの甲高い声が聞こえてきた。
「今日はも~~~~~のすごい、星空が見えるんだってさ。みんなで行こうよ」
僕は二つ返事で彼の誘いを受けた。
妹にも行くかどうか聞いてみると、かなり喜んで承諾してくれた。ついでにまる、ミッカも誘った。みっかはいつもと変わらぬ無表情だったが、まるのほうは「じゃ、サンドイッチでも作らなきゃ!」と張り切っていた。はっきり言って、男の子には見えない。
双眼鏡と星図表を持って、9時になって、待ち合わせ場所のマッチング・モール商会に向った。もうすでにじゅんたやモモが来ていた。あと一人、ちょと見かけない女の子がいた。
「その子だれ」
「あー、この前、喫茶店に行ったら仲良くなったの。ヒメって言うんだよ。凄いロック好きで、トケくんに気が合うと思って連れてきたの」
「おっす、うちは富良野ひめ、よろしくぅ!」
モモの紹介を受けて、その子はかなり大きな声で、あいさつした。もう見た目からして男勝りな雰囲気の元気な少女だった。
「あ・・・えーと・・・・はじめまして・・・・長月トッケーと・・言います」
彼女の勢いに思わずけおされてしまい、ものすごいおずおずとしてしまった。
「ははは、気ぃ弱いみたいやなぁ、トッケーってあんたかぁ、うわさの音楽好きは!!」
なかなか強烈なキャラだ。
「あにぃはね、いっつもパソコンを前にして遊んでくれないんだよ、でねぇ・・・・」
妹のササとはすぐに気があったようで、早速、僕に対する愚痴が始まっていた。
みんなが集まったので、早速ホタルが丘の上を登った。すると、既に北極星が真ん中に現れ、神々しく輝いていた。
「きれい・・・・」
モモがそう感心すると次々と星たちが現われた。早速星図表を見てみた。あっちはヘリアルの星系だ、こっちはワーシャルの星系だ、正に勢ぞろいで見られる。星たちはそれぞれ、ある時は鷲、ある時は保線、またある時は山脈へと形を刻々と変化する。
「すげぇ、ビートが見えるようやわぁ・・・」
「おもしろいですねぇ・・・・・」
「・・・・おいしそうな色―」
皆がそれぞれ勝手なことを言ってるうちにハイライトが始まった。
北極星を中心に星がぐるぐる回り始めた。やがてそれは渦となり、皆の眼は吸い込まれそうな感じだった。
そして、渦の速度が頂点が頂点に達したとき、突然暗くなった。
すると・・・・・・・
しゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!
ものすごい音が上がり、星の花火が上がった!!!
そして、また元通りの星の世界へと戻って行った。
みな口々に凄かったねぇ、よかったねぇと言いあった。
すると、ある事を思い出した。
「あ、そーだ、サンドイッチ食べるの忘れてた!!」
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