[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Real Fish: BIT WALK
このバンドの名前を知ったのは、ムーンライダーズ関連のムックだったと思う。初めて聞いたのは、鈴木慶一がプロデュースした、「陽気な若き水族館員たち」という、コンピレーションであった。そこで聞いた、「ガムラン・ホッパー」を聴いたとき、ものすごい衝撃だった。あまりに無国籍で、幻想的で遊び心に満ちたユーモラスな音楽。こんな音楽は聞いたことなかった。そして、彼らのボックスセットを買ってしまったのである。
1982年に大学のジャズバンドをやっていた人達によって結成。メンバーは6人と言う大所帯で、うち4人は以前紹介したテクノポップバンドShi-Shonenとして活動していた。また、リーダー格のサックス奏者矢口博康は当時から、セッションプレイヤーと注目を集めていた。当時の人気雑誌「ビックリハウス」のイベントが縁で鈴木慶一と知り合い、「陽気な~」に参加。そして、ファースト、「天国一大きなバンド」を発表。「おもちゃ箱のような」という形容ピッタリのユーモラスなポップインストは、元JAPANのDavid Sylvian等から高い評価を得た。次にセカンド、「Tenon」を発表。テクノポップ度を一気に高めた。その後、当時彼らがバックを務めていた桑田圭祐や、いとうせいこうらが参加したシングル「ジャンクビート東京」を発表。なんと、ヒップホップに挑戦。しかし、これはメンバーの戸田誠司のソロ的な色合いが強く、このころからメンバー間に微妙な空気が入り、ドラムの友田慎吾、バイオリンの美尾洋乃が脱退(自作にはゲストとして参加)。サード「4」では彼らの根幹にあるジャズの要素が前面に出た作品で、荒廃した未来を舞台にした、「SFジャズ」というコンセプトのもとに作られた。このアルバムを最後に解散。メンバーはそれぞれの道を歩み、全員、今も音楽界において現役で活動中。
帰らの音楽の特徴は、前述の通り、まるでおもちゃ箱のようである。ポップなんだけど、どこかひねくれていて、シリアスにならず、どこか子供っぽい。「天真爛漫」と言えるかもしれない。しかし、しっかりと知性も感じられる。しかし、こんな説明で魅力なんか伝わらない。ぜひ一度、体験してほしい。
紹介曲は「Tenon」のトップを飾る爽快なテクノポップ。何度聞いたかわからない。大好きな一曲。ついでに「ガムラン・ホッパー」も置いておきます。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
好きな動物
ねこ
萌えポイント
ねこみみ
好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ
XTC
P-MODEL
ルイ・フィリップ
原マスミ
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど
好きなアーティスト
クレー
マグリット
好きなマンガ家
鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。