[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ふと窓を見てみると、月が青く光っていた。
青い月にまつわる話を聞いたことがある。
ずーっと前のこと、あるところに、その地方では有名な上流の貴族がおり、一人娘がいたそうだ。
その子は猫が大好きだったのですが、肝心のお父さんが猫嫌いで、なかなか触らせてくれません。
なんとか、猫に会おうとしても、周りのものがその場から話してしまうのです。
しかも、彼女の部屋にある、猫のぬいぐるみや写真や絵も捨ててしまいました。
彼女はいつも悲しそうな顔をしてしまいました。
ある日、彼女の部屋の下に一匹の黒猫が入ってきました。
「やぁやぁお嬢様、どうもこんばんわ!!」
「わぁ!!猫さん!!会いに来たんだ。」
「うむうむ、お嬢様は我々のことを愛しているのにあわせてもらえない。お嬢様の悲劇は我々にもよーく、知れ渡っております!」
「どうやって、ここに来たの?ここ、凄い警備なんだよ?」
「我々の手にかかれば、人間どもの目何ぞ簡単にう繰り抜けられる!」
「すごーい!」
「おっと、お嬢様、我々にはあなたに伝えたいことがあってきました。」
「なーに?」
「あと一週間後に月が青く光る日がやってくる。そのひ、我々はあなたをお出迎えして、我々の世界へと連れて行こうと思っているのでございます!!」
「やったー!!」
「お静かに、このことが親に聞かれたら、面倒なことになりますぞ、では一週間後にお会いしましょう。」
こう言って、黒猫は去りました。
彼女は一週間、ずっとそわそわと、楽しみに待っていました。お父さんに悟られまいと努力しました。けれども、こどもだったので、どうしても少なからず、気持ちがあらわれてしまいます。
怪しく思ったお父さんはより一層警備を強化し、周りにいる猫という猫を追い払いました。
そして、一週間がたちました。
月が青白く輝いていました。
彼女はわくわくしながら、窓の外を見ました。お父さんは不安そうに窓の外を見やりました。10時の鐘が鳴った時です。町の方から何やら悲鳴が巻き起こりました。館の者はみんな町の方を見ました。
見ると、地面が動いていました。それがだんだん館に近づいてきました。
ついに屋敷の前まで迫りました。それは、何千、何万という、猫の大群でした。警備していたものは銃をとりましたが、あまりの恐怖に引き金をひけず、逃げて行きました。
群は館の中に入りました。一直線に娘の下に向かいました。お父さんがとめろと叫んでも誰も止めることができませんでした。ついに部屋に到着しました。
「お嬢様、この上にお乗りください!」
「わあ!ほんとに来てくれたんだ!!すごーい!!」
娘を乗せた猫たちは屋敷の外に出て月に向かって走り出しました。
お父さんは叫びます。
「どうして!!どうして我が娘を連れてゆくのだ!!」
「ふん、貴様のやったことの仕返しだ!我が女王さまの力を利用しようとして無理やりさらい、姫をうませ、力を失くしたとたん殺したことはまだ忘れぬ!!これはまだまだその一端にすぎぬ!!復讐はまだ終わらん!!!」
黒猫はこう言い放ちました。
そして、娘と猫の大群は月へと消えたのだ。
と、まぁこんなはなしである。
そういえば、ロビーには猫耳の上品な印象の女の子が来ている。とってもかわいい、とだけ書いておこう。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
好きな動物
ねこ
萌えポイント
ねこみみ
好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ
XTC
P-MODEL
ルイ・フィリップ
原マスミ
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど
好きなアーティスト
クレー
マグリット
好きなマンガ家
鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。