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Big Country:In A Big Country
まだまだ知らないバンドはいっぱいあるけれども、ときどき、素晴らしいバンドやミュージシャンを見つけるととてもうれしい。今回紹介するバンドも、最近まで全然知らなかったのですが、一度聴いてかなりはまった。これはほんとにいいバンドです。
U2、Enya等が人気が日本ではかなり高いせいか、アイリッシュ的な感覚をロック、ポップにミクスチャーさせた音楽はよく聞く(前に紹介したThe Poguesはその典型)。なのだが、意外とスコットランドからの音楽ってあまり聞かない。有名どころだとPauk MaCcartnyの"Mull Of Kintyre"ぐらいか(特大ヒット作ですが)。それでも、アイルランドにおけるU2と同様に、スコットランドを代表するロックバンドはちゃんと存在する。今回紹介する、Big Countryはこの曲が大ヒットし、一躍そんな存在となったバンドである。もともとThe Skidsというスコットランド出身者によるパンクバンドに在籍していたStuart Adamsonを中心に結成。デビュー時はあんまり売れなかったようだが、80年代の名プロデューサー、Steve Lilywhiteに担当してもらうと、一気に飛躍、紹介曲で国民的な人気を獲得するに至った(余談だがSteve LilywhiteはU2のプロデューサーでもある。そのせいか感触は似ている)。
90年代に入ってドラマーが脱退するも、精力的に活動続け、8枚のアルバムを残す(Kate Bush参加作もあり)が、2001年にリーダーのAdamsonの自殺で幕を閉じた(他のメンバーで再結成している)。
この曲は世界的にヒットし、日本でも柳ジョージがカヴァーしたとか。タイトル通り、非常におおらかで雄大なサウンドだが、どこかヒヤッとしているのが特徴である。また、途中のバグパイプを再現したギターがユニークで、一度聴いてみる価値あり。かっこいいよ。
The Lightning Seeds:The Life Of Riley
どうも僕はプロデューサー系の人が好きらしい。ムーンライダーズしかり、New Musikしかり、Deaf Schoolしかり、いずれもプロデューサーとして成功した人が結成したバンドである。んで、今回紹介するのもそんなバンドの一つ。中心人物のIan Broudieはプロデューサーとして80年代から今に至るまで、リヴァプールの音楽シーンを支え続けてきた存在。Echo&The Bunnymen、The Pale Fountains、さらにはThe Coral、The Zutonsなど、多くの人気グループを手掛けてきたが、自身の結成した、Big In Japan、Care、Original Mirrorsを結成してきたが、いずれも評価は高くも短命に終わっている。しかし、90年代に入って結成されたThe Lightning Seedsはかなりのヒットを記録。サッカーのリヴァプールFCの応援歌も頼まれたそうな。経歴的にはいわゆるネオ・サイケのど真ん中を歩んできた彼だが、メロディラインのセンスは非常に評価が高い。特に今回紹介する曲はPet Shop Boysを彷彿とさせつつも、より繊細で美しいメロディが心に響く名曲。彼の頼りなさげな声にぐっと引きこまれる(むしろこの声をうまく生かしたメロディといえる)。他にも"Sence"という曲にはThe SpecialsのTerry Hallが参加しておりこちらも名曲。
これらの曲を聴くと、繊細さが特徴のように思われるかもしれないが、Big In JapanやOriginal Mirrorsではなかなか荒々しい曲もあるのでそちらも要チェック。
Stackridge:Fundamentally Yours
70年代以降、イギリスにはELO等を始めとする「ビートリッシュ」と形容されるようなバンドが大量に現われた。今回紹介するStackridgeもその一つ。Andy DavisとJames Warrenを中心に結成。71年に"Stackridge"でデビュー。フォーク、ジャグ、ジャズを取り込んだ独自のポップミュージックと、へんてこなキャラクターが登場するコミカルなステージで評判を得る。その後"Friendliness"を経て、名作の誉れ高い"The Man In The Bowler Hat"を発表。もともと「田舎のビートルズ」という評価(いいのか悪いのかよくわからない評価である)をうけるほどの高いポップセンスと、牧歌的な風景が思い浮かぶフォーキーなサウンドが特徴の彼ら。このアルバムでは「第五のビートルズ」とも言われるGeorge Martinをプロデュースに迎え、ビートルズに負けず劣らずのセンスを完全に開花。高い完成度を誇るアルバムとなった。その後Davis以外全員脱退。メンバーを補充した後、Elton JohnのいたレーベルROCKETに移り、二枚のアルバム(いずれも高い評価)を残し解散してしまう。
前述した通り、さまざまな音楽性を取り入れた彼らの音楽は、見ようによってはポップだし、見ようによってはプログレにもなる、実に摩訶不思議なもの。とにかく、ただただ英国的としか形容できない音楽は是非とも一度は聞いてほしい。
紹介曲はさっき長々紹介した"The Man In~"のトップを飾る曲。非常に軽快だが、どこか優雅。ELOやPilot等ともまた異なる不思議なポップサウンドはぜひ聞いてほしい。
解散後、AndyとJamesはThe Korgisを結成。"If I Had You""Everybody's Got Learn Sometime"等のヒット曲を残す。そして現在、Stackridgeは再結成しており、アルバムも出している。
The Housemartins:Happy Hour
よく80年代は、MTVが始まり、より大衆向けの中身のない音楽が蔓延した、暗黒の時代といわれているが、Prefab Sproutを始め、The Police、The Style Council、Simply Redなど、時代の波にのまれない、優れたポップミュージックを生み出したバンドも大量に存在していたことも事実。むしろ前述のようなこと言っているのはこうしたバンドの存在をないことにしているか、知らないのだろう。中身のない音楽をやっていたのはいつの時代にもいたはずだ。ただ、MTVによく映っていたのがそんな音楽だっただけだ(The Policeはよく出てたが)。
今回紹介する、The Housemartinsも80年代に非常に優れたポップミュージックを次々生み出したバンドの一つ。83年に結成され、2枚のアルバムを残して解散した、短命のバンドだったが、その影響力は高く、イギリスの名バンドの一つとしてその名を残している。
彼らの最大の魅力はPaul d. Heatonのソウルの影響を受けた甘く、力強いヴォーカルだろう。日本での知名度は低い彼らだが、「ハモネプ」などで、アカペラの人気が高いこの国でも間違いなく受け入れられる歌声だろう(アカペラ好きならぜひ、“Caravan Of Love”も聞いてほしい)。力の入れ具合も抜群で、歌がうまいとはこういうことであると感じさせられる。また、コーラスもばっちり決まっていて、聴いていて楽しい。歌詞はイギリスらしく皮肉っぽいのも特徴である。
解散後、PaulはThe Beautiful Southを結成し、イギリスの国民的バンドとして現在も活躍。そしてべーシストのNorman CookはBeats Internationalを経て、現在はあのFatboy Slimとして世界的な成功を収めた。
紹介曲は彼らの代表曲で、躍動感あふれるギターポップ。とにかく全体的にリズミカルでまさにハッピーな歌だ。にしてもメンバーのルックスが地味で良いです。
仙波清彦とはにわオールスターズ:茶のみ友達すれすれ
仙波清彦の名前を知っている人ってどれだけいるだろうか?それだけ表舞台での目立った活動を行っていない方なのだ。しかし彼にかかわる人たちはとにかく豪華だ。ざっとあげても坂本龍一をはじめ、矢野顕子、坂田明、渡辺香津美、村上”ポンタ”秀一、上野洋子、安藤まさひろ(T-SQUARE)など、日本のポップ、ジャズ等の第一線で活躍した人たちがずらり。また、邦楽囃子仙波流の家元の生まれという変わった経歴の持ち主で、その素地が存分に生かされたパーカッションの技術とアレンジの上手さは絶品。さまざまなところで邦楽の演奏を担当している。
そんな彼が周りにいるミュージシャンに声かけて結成したのがこのはにわオールスターズである。なんとメンバーは総勢約40人。邦楽、ジャズ、ロック、ポップ等あらゆるジャンルの達人が一挙に集結(前述の坂田明、渡辺香津美、村上”ポンタ”秀一も参加)。一説によると、ツアーをやる時は新幹線一車両丸々貸し切りだったらしい。まったくの無国籍音楽によるオーケストラは圧巻。名前の由来はそのあまりに突飛な音楽でお客さんがはにわみたいになってしまうことからとのこと。ヴォーカルはゲスト呼ぶ形だが、小川美潮、戸川純、福岡ユタカ、さらにはデーモン小暮閣下とこれまた個性派ぞろい。ビジュアル面でも凝っており、看護師のコスプレしてたり、水玉の服を着てたりする(紹介する画像では割と普通)。とくにヴァイオリニストの斎藤ネコがド派手。
この後、ダウンサイズして柴崎ゆかりをヴォーカルに迎えたはにわちゃんを結成。現在は仙波清彦&カルガモーズとして活動中。サントラで手掛けているものも多く、ゲーム「戦国無双2」の邦楽パートや、アニメ「BANBOO BRADE」の音楽、「夏目友人帳」の邦楽パートを担当。
紹介曲は、はにわオールスターズの代表曲ともいえる一曲。邦楽器と洋楽器の音色がダイナミックにスイングするサウンドはとにかく楽しい。小川美潮等によるヴォーカルも明るく響き、日本の民謡に聞こえるが、もととなったのは何とインドの民謡だとか。歌詞も意味があるんだかないんだか不思議な感じ。
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