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おじさんは昔、探検家で、アジアの奥地に探検したそうだ。
探検隊は全員で6人で、おじさんは写真を担当していた。
目的はアジア奥地に生息するヤマネコの生態を観察することだったらしい。そのヤマネコは非常に美しい姿を持ち、見るものはその魅力に取りつかれ、自滅するという。また、、高い知能を持ち、人間の言葉も理解するどころか、人間の心が読めるなど、根も葉もないうわさが立つほど神格化されていた。
まず、タイで準備を整え、一週間は生きていけるだけの食糧などを持って、探検に出発した。
これはおじさんの感想だが、隊員は隊長を含めはどいつもこいつも金のことしか考えないようなやつだったらしい。彼らの狙いは生態を観察するよりも、むしろその後の名誉を狙っており、特に隊長はあわよくば生け捕りを狙っていたらしい(それは隊長の冗談でしょうと僕は言ったが、叔父は彼が隊員の一人と夜に打ち合わせしたのを聞いたのだという)。
ともかく、彼らは険しい山を登り、樹海を分け入った。ところどころで、見たこともないような生きものに出会い、叔父は何度もシャッターを収めようとしたが、そのたびに「おそい」「フィルムの無駄だ」と怒鳴られた。
しばらくすると、どこからか声がしてきた。「こっちよ・・・」と言ってるようだった。「何だ今のは」「幻聴では・・・」「いや、ヤマネコかもしれない、人間の言葉がわかるんだ、行ってみよう」
隊は駆け足で進んだ。しばらくすると、言葉では言い表されないような芳香が漂ってきた、その香りにつられて、隊は歩みを遅めた。ふと見ると、その先は樹海が開け、また盆地になっておりそこに小さな村があった。
「行ってみよう、何か情報が得られるかもしれん」隊は何の疑問も持たずに村へ入った。
すると、そこはまるで極楽のような村だった。村人は全員非常に親切ですぐにもてなしてくれ、しかも女の子ばかり、それも絶世の美女とも言うべき、きれいなことかわいい子ばかりだった。そして、村人全員でたくさんのごちそうを出し、そして、踊りや歌などで、隊を快楽へと導いた。
その時酔っ払った隊長はこう言った。「うお~~い、お前、一つ、写真を撮ってくれね~~か〰〰」。叔父はカメラのファインダーを向けた。その時、叔父は思わずぎょっとした。隊長の周りにいるのは美女ではなくいまにも食べようとしているヤマネコであった。さらに、カメラを持って、周りを見渡すと、ごちそうは人の目玉や心臓わ太ももなどであった。そして地面は白骨が大量に散乱していた。
「くすくす・・・・どうしたの?」美女の一人はおじに向かってそう言った。叔父はふるえながら立ちあがり、叫びながら村を出て行った。
どんなに樹海を進んでも、どんな方向行こうとも笑い声が聞こえてきた。叔父はひいひい言いながらやっと開けたところに出ると、ヤマネコたちに取り囲まれた。
「お願いです・・・・どうせ、殺すなら一瞬でやってくれぇ・・・・」おじさんはふるえながらそういうと。1匹のヤマネコが近づいてきた。
もう最後だ・・・・叔父がそう思った時、目の前のヤマネコは美女になっており、周りも皆美女の姿を変えていた。
「あなただけ、私を捕まえようとか、汚いことは考えなかった。気に入ったわ…命は助けてあげる。ふふ、たすかったわね。でも、あなたの仲間は食べちゃうから・・・・・」
そう言ったと思うと、ふと目の前が真っ暗になった。気がつくと、元のタイの町にいたという。
「今でも、彼女が見てるんじゃないかと思うんだよ・・・・・この話は本当は秘密だった。マスコミにも話したことがない。お前だけに話す秘密だ。」叔父はそう言った。
帰り道、誰かが僕を見張ってる気配がした。そしてその次の日に、僕の叔父は行方不明になった。そして、同じ日に、アンドロメダハイツに新たな入居者が現われた。とてもかわいい子だった。
Bruford - Hell's Bell's
この人に関しては改めて紹介する必要無いかもしんない。70年代英国ロックシーンを代表する超名ドラマー、Bill Bruford。僕はこの人のドラムの音が大好きだ。あのスネアの音は彼以外では味わえない。「カーン」とゆーあのとてつもなく抜けのいい音を聞くと、気分がすかっとなる。しかし、現在はもう引退していまったそうだ。個人的な願いとして、YESと共演してほしかった。あまりにも残念なことだ。Phil Colinsももうドラムが叩けないそうだし、カンタベリーの名士、Robert Wyattも、若き日に半身不随になってドラムが叩けなくなった。ドラマーとゆーものは、活動期間の短いパートなのだろう(それだけ体を酷使しているのだ)。
さて、彼は、YES、King Crimson、Genesisなどのプログレバンドに参加した後、前に紹介した、Hatfield&The NorthのDave Stewertや後にともにUKを結成するAllan Holdworth、アメリカ人べーシストのJeff Berlinとともにソロアルバム"Feels Good To Me"を発表。その後UKを経て、同メンバーでBrufordを結成した。いわゆるカンタベリー系に近いサウンドであるが、よりソリッドで、ポップなサウンドは今聞いても古臭さが全くなく、むしろ新鮮に響く。まさに、驚異の普遍性を持った作品を送り出した。
紹介曲はこのバンドのファーストである"One Of A Kind"に収録。しょっぱなから機関車のようなど派手なパーカッションで始まり、Stewertのなめらかで鮮やかなシンセが踊る。そして、Brufordの活気に満ちたドラムが炸裂する。各々のプレイも強烈。ここまでかっこいい音楽はほとんどないだろう。ちなみにこの動画は表題曲の一部も収録。
ちょうど満月の夜だった。周りは青く明るかった。
風が涼しい。散歩するにはちょうどいいぐらいだ。
少し、街に出て、角を曲がると、ある、雑貨店が目に付いた。
窓からはくすんだオレンジ色の明かりがもれており、看板には
"Lilim's Shop"
と書かれていた。
なんとなく、気になったので入ってみた。
「いらっしゃいませ」
入ると、少し狭く、店中にボタンやコップ、パッチワークの小物入れや、木製のおもちゃの汽車等が置いてあった。店の主人の女性はとても若く、僕と同じぐらいの歳に見えた。やや垂れた目つきが色っぽかった。
お店にあるもは小物だったが、どれも、不思議と引きつける魅力があった。
「何か、欲しいものが見つかりましたか?」
「いや、別にみてるだけですので・・・」
「それじゃ、何か、一つ手にとって、目を閉じてみてください」
「え?・・・あ、はい」
ぼくは目の前に合ったマッチ箱を手に取って、言われるがままに目を閉じた。
すると・・・・目の前にブランコ遊びの興じる子供たちの姿が見えた。
「うわ!・・・っとと」
驚いた僕は思わず箱を落としかけた。
「ふふふ・・・・何か、見えましたか?」
「えっと・・・子供が遊んでる姿でした」
「これはね、こどもの魂なのです」
「え?」
「幼くして亡くなった子どもたちの魂は月光を浴びると、このような小物に形を変えるのです。そして、それを手に取ると、彼らの思い出が見てくるのです」
「へぇ・・・それじゃ、あなたはどうしてそれを売ってるんですか?」
「それはね・・・形を変えた彼らはいずれは太陽の光を浴びて、消えてしまうのです。わたしは彼らの思い出を取っておいて、誰かに大切にしてもらいたいのです・・・・」
「・・・・・・」
「あ、何か、欲しいものが決まったらレジにどうぞ♪」
「あ・・・はい」
「お店ですので、お金はちゃんととっておきます」
「む・・・・」
ちょっと、頭に浮かんだことを読まれて僕はちょっと不機嫌になった。
帰宅途中、満月の夜を誰かが飛んでいったような気がした。
ところで、件のマッチ箱だが、今も部屋に飾っている
The King Of Luxemburg: Flirt
「お金持ちの王様が、税金対策としてやっている音楽活動」・・・・・と、ゆーのが、Simon Fisher Turner扮するこのThe King Of Luxemburgのコンセプトである。
彼はもともとTVの子役としてデビューした俳優で、デヴィッド・ボウイのカヴァー曲で歌手デビュー。その後は俳優として活動を続けるが、肌が合わなかったのか、次第にフェードアウト。その後、The Sex Pistolsに触発されて音楽と再び関わりを持つようになり、The Soft BoysやAdam&The Antsのマネージャーをやる傍ら、The Theのメンバーになったり、女装ユニットDeux Filles等、様々な活動を行う。
その頃,映画監督のDerek Jarmanのサントラを手掛けていたところで知り合ったミュージシャンたちと、宅録ユニットとしてこの「ルクセンブルグ王」をスタート。この奇妙なコンセプトに目をつけたのは、80年代のさまざまなレーベルの中でも特に強烈な美意識を放っていたelレーベルのオーナー、Mike Alway(この人もThe Soft Boysのマネージャーだったので知り合いだったかも)である。彼の目指す、貴族趣味的なポップ感覚とマッチしたのであろう。
87年に(ちなみにSimonは当時既に30代後半だった)デビュー・アルバム"Royal Basturd"を発表。カヴァー曲が中心で、The MonkeysやTheTurtles、果てはPILまで、さまざまな楽曲を緩やかだがかなりゆがんだ奇妙な雰囲気に仕立て上げた。あまり売れなかったが、80年代屈指の奇盤として名を残した。その翌年に"SIR"を発表。オリジナルが中心で、前作ほどのゆがみは無いが、洗練されいかにも英国的なウィットとユーモアに富んだアルバムとなった。
その後、この名義での活動はしなくなり、本名名義でDerek Jarmanのサントラ等を手掛けるなどを行っている。また、現在のMike Alwayのレーベル、ifでLoveletter名義で作品を発表したりしている。
とにかく、この人のサウンドは変である。いわゆるアングラ的な変さではなく、ポップだけどどこか自閉症じみた、妙な浮遊感があるのだ。これはelレーベルのだいたいのアーティストにも当てはまるが、この人がやはりダントツにゆがんでいる。とくにヴォーカルは原マスミ、たま等に近いインパクトを持つ。
紹介曲は"SIR"のオープニングを飾る曲。しょっぱなから気が抜けるようなトランペットが炸裂(アルバムの後半で使いまわされてる)そして、ロックぽく決まったかと思うと、彼のへろへろヴォイスと妙に古楽っぽいギターと怪しいオルガンの音が入る。聞けば聞くほど気が抜けてくる変な一曲。クラシック好きにもおすすめww
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好きな動物
ねこ
萌えポイント
ねこみみ
好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ
XTC
P-MODEL
ルイ・フィリップ
原マスミ
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど
好きなアーティスト
クレー
マグリット
好きなマンガ家
鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。