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tokekが、気のおもむくままにいろいろと好きなことをしている場所です。
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「うらバン!」都桜 和

「まんがタイムきららキャラット」にて、「けいおん!」が人気になり始めてきたぐらいに登場。部員がたった一人しかいない浦和泉高等学校吹奏楽部。そこにちいさいけどがんばりやの鈴杉冬美と元バスケ部のエース速馬コハルの二人が入部。以来、部はゆるくもにぎやかな日常が巻き起こるのであった。
いわばほのぼの系の王道のようなストーリー。端的に言ってしまえばベタベタ。全体的にあくが少ない印象ありで、少々物足りないか。とはいえ、からっと明るく能天気で、湿ったダウナーなところがなく、割と素直に楽しめる。また、こういう部活ものは部活がおざなりになりがちだが、今作はちゃんと部活の様子が描かれているのも好感が持てるか。
キャラクターはちびっこ、暴走系、ロリ好きの先輩、だらしない先生とこれまたベタ。皆やっていることが基本的に変なのだが、舞台がごくごく平凡で破綻がないため結構すんなり受け入れられる(まぁ、変であること変わりないが)。ただ、突き抜けたところがないため煮え切らないところもあり。特に福岡出身の恩田秋桜美のキャラクターが少々雑(とんこつって食い物か?)。とはいえ、全体としてキュートで個性はちゃんと出ている。
絵柄は比較的完成度が高く、読んでいて苦しさを感じさせない。むしろ勢いのある感じで、速馬のキャラクターは良く活かされている印象。音の表現の仕方がポップな印象で、いろいろ工夫しているのが見受けられる。キャラクターがあせったり、困ったり、緊張しているさまもかわいらしく、しっかり萌える。でも、個人的にはこの作者、今度はスポーツ物をやってみては如何かとおもうのだがどうだろうか。



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「あんぐら」ちざきゃ

「まんが4コマKINGSぱれっと」にて連載中の一作。現在のマンガ界の下層に位置するジャンル「アンソロジー」。そんなアンソロ専門作家たち(無論、美人ばかり)のトキワ荘みたいな共同生活を描いたもの。
作者は以前に「きらら」に「氏神様といっしょ」を連載していたが、短命に終了。次に「ぱれっと」にて「すてぃーるガールズ」を連載したがこれも短命に終わった。前者は結構好きだったが、後者はアメリカのカートゥーンばりのスラップスティックと女の子キャラの性格が噛み合わず、どこか中途半端な印象が残り、今ひとつだった。ここで開き直ったのか、もともと「月姫」などのアンソロジー作品で活躍していた経験を活かし、それに美少女ゲームの恋愛要素を加味した本作を書いた。
もちろんフィクションであるのだがもともと描いていただけに、ところどころの苦悩や悩み、ハプニングがリアル(例えば、表紙が思いっきりかぶってしまったりとか・・・これはない?)。妙に説得力有り。読んでると他の漫画家のエッセイにも書かれているような、ネタの悩み、〆切の悩みが描かれており、これは万国共通の悩みなんだなと痛感(このブログ自体もネタ切れ等の悩みあり)。
全体は基本的に美少女ばかりのいわゆる「ハーレムもの」で、このての男子キャラはほとんど存在しなくてもよい半端なキャラが多いが、今作の男子キャラ、小野塚啓太は割とキャラがしっかりしており、恋愛要素の要としてしっかり機能している。その他のキャラも作者が好んで描く「ボーイッシュタイプ」「クールタイプ」「ドじっこタイプ」のキャラがしっかり立っている。
ネタや展開のさせ方はノーマルであるが、勢いがあり、「すてぃーるガールズ」と比べて、吹っ切れた印象だ。また、マニアックなネタもほとんどなく、「パワフルな人たちとそれに振り回される人」というオーソドックスな形式を基本とし、それをあまり過激にしていないため、受け入れやすい
人間関係もなかなか面白くかけてるし、アンソロ系作家の苦労を知ることもできる(どうでもいいか)、楽しみの多い一作だと思う。



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「棺担ぎののクロ~懐中旅話~」きゆづきさとこ

「まんがタイムきらら」に連載の一作。ドラマCDもある。棺を背負いながら旅を続けている少女・クロとしゃべるコウモリのセン。二人は昔、ある魔女によって呪いを受けており、彼女を探す旅をしているのだ。その途中、さまざまな人物と出会い、別れてゆく・・・。「GA」で大人気の作者のデビュー作である、ファンタジー作品。
作者は自分の絵柄の特徴をしっかりと理解しているように思う。「GA」では勢いがあり、ポップに感じられた硬質な線は、この作品では、中世ファンタジー的な世界観に見事にマッチ。まるで童話の挿絵や絵本のような雰囲気をかもし出している。ある意味、対極な世界観を見事に創出しているセンスはすばらしい。
ストーリーははっきり言ってしまえば「4コマ版キノの旅」といった感じのあまりオリジナリティがあるとは言えないものだが、「きらら」ではこのようなストーリー性重視の、それも西洋風のファンタジー作品はほとんどなかったため、際立った存在を放ち、明らかに突出していた。演出と物語の展開のさせ方が非常にうまく、どれも説明的になることなく人物に降りかかるさまざまな運命や出来事を描写し、各話とも読む人を感動させてくれる。特にホラ吹き爺さんの話は抜群の演出で、読むと涙を流さずにはいられない逸品。
ストーリーもよいが、登場するどのキャラクターもしっかりと立っており、どれも魅力的。それぞれ悲劇的だったり、歪んだ運命や背景を持っており、物語の世界観をより深くしている。前述地のホラ吹き爺さんも印象に残るが、ある国の独裁的なお姫様や、クロたち同様、呪いをかけられ、その末期に達した少女なども印象深い。
抜群のクオリティを持った作品であるのだが、「GA」のヒットで忙しいのか、現在は連載休止状態。早い再開が待たれる名作だ。


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「火星ロボ大決戦!」なかま亜咲

これは萌えよんというかなんと言うか・・・
「COMICぎゅっと!」に連載された後、「まんがタイムきららCarat」で連載された。全鳥類をペンギンにしようと目論むペンギン帝国。そんなやつらを食い止めるために、16歳の女子高生、與那嶺ギコ(よなみね ギコ)は伝説の操縦士、与儀ヂョウ(よぎ ヂョウ)から受け継いだロボット、火星ロ簿とともに立ち上がった!!・・・・・・という体のギャグ作品。ストーリーの骨子はかなりベタなロボットアニメそのものなのだが、出てくるキャラクターがそろって、常識を突き抜けた馬鹿ばかり。まさに「読めば読むほど頭が悪くなる」様な一作。
ギャグの八割がたは下ネタで、それも中学生の妄想並のものばかり。「おっぱいもませて!!」とかそんな感じ。エロいギャグも満載で、かなりきわどいところまでいくことも多く、過激。女の子の裸がてんこ盛りでこれをかなりハイテンションかつテンポよく繰り広げられるため、読んでるとその勢いに思わず爆笑させられる。また、アニメのワンシーンやセリフをひねって解釈したギャグが秀逸。例えば攻撃している側が仲間から「もう終わりにしましょう」というセリフを聞いて、本当に攻撃をやめて休んじゃったりとか(普通ならとどめを刺すところ)、極端に素朴に解釈するセンスは相当高い。
キャラクターは前述どおり馬鹿ばかり。特に男性キャラクターの九割方はとんでもなくスケベ。常にエッチなことしか頭にないというやつら。特に与儀ヂョウが最低。また、ペンギンを改造して誕生させたペンギンコマンダーの外見は見るだけで頭が痛い。女性キャラクターは総じて脳みそゆるゆる。特に敵キャラクターである司令官とフンボルトが強烈。前者はただただペンギンが好きという理由だけでペンギン帝国に加担しているというやつだし(スタイルがいいので良く脱がされる)、後者は完全なニンフォマニア(強引さといいほとんど吾妻ひでおの阿素湖素子)。
第一、ペンギン計画自体が尋常でなく無意味。火星ロボのデザインも驚くほどひどい(そのご水星ロボやら、冥王星ロボやら貧弱ルックスがずらり)。
ロボットアニメの王道をゆくストーリーの上で展開される、(しょうもない)ギャグの嵐。読んでて腹がよじれること間違いなし。

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「ぽてまよ」御形屋はるか

「もえよん」に連載された後、「コミックハイ」にて連載されている作品で、アニメにもなった人気作。ある日、寡黙でマイペースな高校生、森山素直の家の冷蔵庫からネコミミ少女のような奇妙な生き物が現れる。彼はその生物を「ぽてまよ」と名づけて飼うことに。それから、彼の周りの人間関係に少し変化が・・・・
表紙のぽてまよの外見からちょっと遠慮する人も多いと思うが、中身は上質な作品に仕上がっている。
一見するとキャラクター重視のほのぼの作品なのだが、ギャグとストーリーの展開のさせ方がうまい。
ギャグは、基本としてはぽてまよの行動の観察であるのだが、それ以外のキャラクターの個性がかなり立っており(特にねね、むったん、薫の三人はかなり強烈)、群像劇としてしっかり成り立っている。また、時折暴力的なネタや下ネタ、ホモ、百合などなかなか過激なネタが随所に挿入されており、全体としてピリッとした印象を受け、この点で他のキャラクター系の作品とは一線を画す。
全体のドラマチックな要素も見逃せない。人間関係が揺れ動くさまが、なかなか細かぽてまよと、素直の同級生のみかんの素直に対する恋心。むったんのぽてまよとねねとの間で揺れ動く気持ち。そして父に対してどうしても突っぱねてしまう素直・・・・と素直とぽてまよを中心とするキャラクターがそれぞれ、片思いなどの人間関係に悩む姿がなかなか丹念に描かれていおり、「自分の思いが伝えられないもどかしさ」が実は根底のテーマとして存在していることがわかる。前述のようにストーリーの展開もうまく、特に素直の過去の悲しい思い出を絡めた二巻のクライマックスシーンは読者の涙を誘う。
なかなかシリアスなストーリーと過激なギャグの二つがよいバランスで配合された傑作といえる。ただ、少々絵がくどいのでちょっと読みづらいか。



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★ プロフィール
HN:
tokek
性別:
男性
職業:
ぬいぐるみ店スタッフ
趣味:
写真撮影     音楽鑑賞
自己紹介:
アンドロメダハイツ在住

好きな動物 
ねこ

萌えポイント 
ねこみみ

好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ 
XTC 
P-MODEL
ルイ・フィリップ 
原マスミ 
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど

好きなアーティスト
クレー 
マグリット

好きなマンガ家
鴨沢祐次

twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。
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