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「Sweet Home」やまぶき綾
まんがタイムきららにて連載中の一作。二人の姉と暮らす、ややクールな少年、倉賀伊織のもとになんと許嫁がやってきた。許嫁の少女、酒井陽向は性格もやさしく、見た目もよい理想的な子。しかし、異性と触れると、反射的に殴り飛ばしてしまうという、ゴルゴみたいな癖の持ち主。その上、姉二人はブラコン。そのせいで伊織の日常は騒がしいものに・・・
今時、許嫁っているのだろうかと思うのだが、この際、そのことを言うのはやっぱし野暮。基本的にはハーレムものなのだが、主人公の伊織は女性に対してあまり関心がなく、何より平穏無事な生活をねがうというやや特殊な性格の持ち主(まぁ、姉のブラコンが原因なのだろうけれど)。確かに共感しづらいとは思うけれど、その分全体的に俯瞰的な目線となっており、萌え作品にみられるどこか生々しい感じはほとんどなく、すっきりした雰囲気。
キャラクターは少なめだが、陽向を始め、結構個性が強い。とくに長女である葉澄は、ブラコンなんだけど、プライドのためか隠しているため、なかなか気持ちが出せず苦悩するさまが、実にもどかしくてよい(時折かわいいモノ好きの面が出るのが可愛い)。
ストーリーとしては、伊織をめぐる陽向と次女の和奏の争奪戦が中心。とはいえ、かなりほのぼのとしており、展開は緩い。なんとなく、動物の子供のけんかを見ているよう。
基本中身はなく、緩い話は好き嫌いはあるだろうが、カヴァーやカラーページの水彩が雰囲気にマッチしたファンシーな作品になっている。
興味を持った方はこちら
Stackridge:Fundamentally Yours
70年代以降、イギリスにはELO等を始めとする「ビートリッシュ」と形容されるようなバンドが大量に現われた。今回紹介するStackridgeもその一つ。Andy DavisとJames Warrenを中心に結成。71年に"Stackridge"でデビュー。フォーク、ジャグ、ジャズを取り込んだ独自のポップミュージックと、へんてこなキャラクターが登場するコミカルなステージで評判を得る。その後"Friendliness"を経て、名作の誉れ高い"The Man In The Bowler Hat"を発表。もともと「田舎のビートルズ」という評価(いいのか悪いのかよくわからない評価である)をうけるほどの高いポップセンスと、牧歌的な風景が思い浮かぶフォーキーなサウンドが特徴の彼ら。このアルバムでは「第五のビートルズ」とも言われるGeorge Martinをプロデュースに迎え、ビートルズに負けず劣らずのセンスを完全に開花。高い完成度を誇るアルバムとなった。その後Davis以外全員脱退。メンバーを補充した後、Elton JohnのいたレーベルROCKETに移り、二枚のアルバム(いずれも高い評価)を残し解散してしまう。
前述した通り、さまざまな音楽性を取り入れた彼らの音楽は、見ようによってはポップだし、見ようによってはプログレにもなる、実に摩訶不思議なもの。とにかく、ただただ英国的としか形容できない音楽は是非とも一度は聞いてほしい。
紹介曲はさっき長々紹介した"The Man In~"のトップを飾る曲。非常に軽快だが、どこか優雅。ELOやPilot等ともまた異なる不思議なポップサウンドはぜひ聞いてほしい。
解散後、AndyとJamesはThe Korgisを結成。"If I Had You""Everybody's Got Learn Sometime"等のヒット曲を残す。そして現在、Stackridgeは再結成しており、アルバムも出している。
The Housemartins:Happy Hour
よく80年代は、MTVが始まり、より大衆向けの中身のない音楽が蔓延した、暗黒の時代といわれているが、Prefab Sproutを始め、The Police、The Style Council、Simply Redなど、時代の波にのまれない、優れたポップミュージックを生み出したバンドも大量に存在していたことも事実。むしろ前述のようなこと言っているのはこうしたバンドの存在をないことにしているか、知らないのだろう。中身のない音楽をやっていたのはいつの時代にもいたはずだ。ただ、MTVによく映っていたのがそんな音楽だっただけだ(The Policeはよく出てたが)。
今回紹介する、The Housemartinsも80年代に非常に優れたポップミュージックを次々生み出したバンドの一つ。83年に結成され、2枚のアルバムを残して解散した、短命のバンドだったが、その影響力は高く、イギリスの名バンドの一つとしてその名を残している。
彼らの最大の魅力はPaul d. Heatonのソウルの影響を受けた甘く、力強いヴォーカルだろう。日本での知名度は低い彼らだが、「ハモネプ」などで、アカペラの人気が高いこの国でも間違いなく受け入れられる歌声だろう(アカペラ好きならぜひ、“Caravan Of Love”も聞いてほしい)。力の入れ具合も抜群で、歌がうまいとはこういうことであると感じさせられる。また、コーラスもばっちり決まっていて、聴いていて楽しい。歌詞はイギリスらしく皮肉っぽいのも特徴である。
解散後、PaulはThe Beautiful Southを結成し、イギリスの国民的バンドとして現在も活躍。そしてべーシストのNorman CookはBeats Internationalを経て、現在はあのFatboy Slimとして世界的な成功を収めた。
紹介曲は彼らの代表曲で、躍動感あふれるギターポップ。とにかく全体的にリズミカルでまさにハッピーな歌だ。にしてもメンバーのルックスが地味で良いです。
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