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tokekが、気のおもむくままにいろいろと好きなことをしている場所です。
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「三者三葉」荒井チェリー

「まんがタイムきらら」で長らく、連載されている人気作。思ったことをそのまんま言ってしまう元気娘の小田切双葉、とにかく腹黒い委員長の葉山 照、元はお嬢様で今は貧乏暮らしを強いられている西川葉子の三人の学園生活を描いたもの。
見た目はほんわかとしていてかわいらrしいのだが、内容は黒いユーモアに満ちている。それも、モンティ・パイソンのような皮肉っぽいものではなくて、湿っぽく陰険なものだ。が、非常に軽いノリで出してくるため、印象は暗くならず、むしろ明るい作風となっている。とはいえ、人の欲望や、心に渦巻く黒い部分をストレートにつくようなギャグは読んでいて時折いたたまれない気持ちになってしまうこともあり、含まれている毒成分はなかなかきつい。それもジンワリと聞いてくる類のもので全体としてはゆるい感じ。
絵柄は前述のとうりかわいらしく、ほんわかした雰囲気が漂い、いわゆる萌え要素はほとんどなし。そのおかげで、表面上は黒い感じは薄められている。
連載は、すぐに終わってしまう作品も多い「きらら」作品群の中では長寿の部類に入っており、既に六巻も出ている。キャラクターもずいぶんと増えており、さらに各々の性格もどんどんと黒くなっている模様。自分の気持ちに正直に答えるような言動を行うようになってきている。
前にも言ったように、作者はもともとアンソロジー系の作品も出しており、黒いユーモアは既に発揮されている。現在はほかにも二本の連載を抱えており、いずれも好調。こちらもどこかしら毒をはらんでおり、なかなか面白い。


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The Chameleons:Up the down escalator

ポストパンクの時代のイギリスでカルト的な人気を誇っていたバンドがThe Chameleonsである。初めはメジャーのレーベルからデビューしたのだが、その後インディーズのレーベルでファーストアルバムをリリースし、ラストアルバムとなった三枚目で再びメジャーに返り咲くという、少々複雑な道をたどったバンドである。同時期のU2やEcho&The Bunnymen等と同様のスピーディで緊張感あふれるいわゆる「ネオ・サイケデリック」のサウンドだが、こちらのほうが躍動感にあふれており、荒々しくも非常にリリカルで繊細であるという二律背反の要素が同居した個性的なサウンドで、荒涼な雰囲気に満ちている。ヴォーカルも、同時期のバンドによく見られる線が細く、ぬめっとしたものではなく、ドスの利いた、エモーショナルでありながらもどこか切なさを帯びたもので、非常に魅力的だ。また、アルバムは三枚(2000年には新たにもう一枚出た)だけだが、どんどんと急速に洗練されていった。アルバムジャケットはどれもシュールでおしゃれだ。
日本での知名度は悲しくなるほど低いが、イギリスでは強い影響を持っているようで、現在活躍中の人気バンドThe Killersは明らかに影響を受けている。もし、The Killersは知っていて、このバンドを知らない人が聞いたら、多分「KIllers?」と間違えるだろう。
紹介曲は彼らのデビュー作に収録されている一曲。まだまだ演奏が未熟で荒削りだが、繊細でメロディアスな感覚はすでに完成されている。熱くも孤独な印象のヴォーカルと異様な緊張感をもつサウンドは、聴く人の心に深く沈殿して行き、なんともいえない感動を与える。今でも通用するかっこいい曲だ。

不吉な予感
誰かが僕を狙っている。笑みを浮かべて・・・








(クリックすると大きく、きれいに見ることができます)
「かなめも」石見翔子

「まんがタイムきららMAx」で連載中、アニメが絶賛公開中の一作。
両親をなくし、さらに唯一のみよりであった祖母までなくしてしまい、天涯孤独になってしまった少女・中町かな。彼女は藁にもすがる思いで、新聞配達屋の住み込み従業員になることに。しかし、そこは百合カップルやら、変態ロリコン女やら、とにかく変な女性の巣窟だった・・・
一見するとほのぼのした雰囲気なのだが、読んでみると各キャラクターの異常性が際立っており、読んでると空恐ろしくなってくる。キャラクターの異常な行動をネタとしているのだが、いずれもどこか醒めた目線で描いており、笑いを超えて、それぞれが持つ病的な面まで出ているような気がする。特に、百合カップルの片割れである北岡ゆめは、常に無垢な雰囲気の明るい人物なのだが、その無垢さのウラに、何か病理的なもの感じられて、見ていてなんだか怖い(暗い過去があったことを覗かせるシーンもある)。最も異常性がわかりやすい西田はるかも、その異常性は表面的に感じられ、何か裏がありそうに感じられる。そもそも、主人公のキャラクター設定が強烈。しょっぱなから葬式のシーンで、主人公の辛さがいきなり描かれる。萌え四でこういう始まり方はあまりない。
こういう風に感じられる要因として、ひとつに舞台が普通の日常世界であることが挙げられる。主な舞台となる新聞配達屋の社内が、非日常的な、ウルトラQ言うところの「アンバランスゾーン」なのだ。また、全体の雰囲気がポップでなく、どこか湿っぽいのも要因だろう。
作品の質は高いのだが、萌える、ほのぼのするかというと、そうはあまり感じられない。その点は作者が女性であるからこそなのかもしれない



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Strawberry Switchblade:Since Yesterday

水玉模様に包まれた、ゴシックなファッションと、ケバケバなメイクが強烈な女性デュオ、Strawberry Switchblade。紹介曲は全米5位にまでなった大ヒット曲なので、知っている人も多いではなかろうか。見た目とは裏腹に、楽曲はキュートなのが特徴。今で言うところの不思議ちゃんのイメージ。まぁ、思いっきり時代性を感じるエレポップであるのだが、今でも十分キャッチーで、かわいらしく感じられる。アルバムは、デビュー作のみで、端的に言うといわゆる一発屋なのだが、このアルバムに収録されている曲はどれもクオリティが高い。基本的には明るいのだが、バラードは悲しげで、影のようなダークさが出ている(少々大仰ではあるのだが)。エレポップ、ニューロマンティックの代表的バンドのひとつであるのだが、デビューシングルにはAztec CameraでおなじみRoddy Frameが参加し、アルバムには、Orange Juiceのメンバーが参加していることもあって、ネオアコバンドとして語られることも多く、後にネオアコ系のバンド、Feltに参加している。
紹介曲は、80年代のこの手のヒット曲の中では、質が高い部類の一作。明るく、可愛く、はじけた、不思議ちゃんな魅力に包まれているが、ちょっと切ない雰囲気もあるのが特徴。キュートで良質なのだが、意外と、これをカヴァーしている人って少ないと思う。アニメ文化が流行っており、不思議ちゃん人気がある現在だからこそ、カヴァーしてほしい一曲だ。アニメ声優さんにぴったりかも。

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★ プロフィール
HN:
tokek
性別:
男性
職業:
ぬいぐるみ店スタッフ
趣味:
写真撮影     音楽鑑賞
自己紹介:
アンドロメダハイツ在住

好きな動物 
ねこ

萌えポイント 
ねこみみ

好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ 
XTC 
P-MODEL
ルイ・フィリップ 
原マスミ 
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど

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クレー 
マグリット

好きなマンガ家
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