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「もえよん」に連載された後、「コミックハイ」にて連載されている作品で、アニメにもなった人気作。ある日、寡黙でマイペースな高校生、森山素直の家の冷蔵庫からネコミミ少女のような奇妙な生き物が現れる。彼はその生物を「ぽてまよ」と名づけて飼うことに。それから、彼の周りの人間関係に少し変化が・・・・
表紙のぽてまよの外見からちょっと遠慮する人も多いと思うが、中身は上質な作品に仕上がっている。一見するとキャラクター重視のほのぼの作品なのだが、ギャグとストーリーの展開のさせ方がうまい。
ギャグは、基本としてはぽてまよの行動の観察であるのだが、それ以外のキャラクターの個性がかなり立っており(特にねね、むったん、薫の三人はかなり強烈)、群像劇としてしっかり成り立っている。また、時折暴力的なネタや下ネタ、ホモ、百合などなかなか過激なネタが随所に挿入されており、全体としてピリッとした印象を受け、この点で他のキャラクター系の作品とは一線を画す。
全体のドラマチックな要素も見逃せない。人間関係が揺れ動くさまが、なかなか細かぽてまよと、素直の同級生のみかんの素直に対する恋心。むったんのぽてまよとねねとの間で揺れ動く気持ち。そして父に対してどうしても突っぱねてしまう素直・・・・と素直とぽてまよを中心とするキャラクターがそれぞれ、片思いなどの人間関係に悩む姿がなかなか丹念に描かれていおり、「自分の思いが伝えられないもどかしさ」が実は根底のテーマとして存在していることがわかる。前述のようにストーリーの展開もうまく、特に素直の過去の悲しい思い出を絡めた二巻のクライマックスシーンは読者の涙を誘う。
なかなかシリアスなストーリーと過激なギャグの二つがよいバランスで配合された傑作といえる。ただ、少々絵がくどいのでちょっと読みづらいか。
興味を抱いた方はこちら
SUSAN:サマルカンド大通り
もともと、スクールメイツなるアイドルグループの一員としてデビューしていた、フランス系ハーフの歌手(谷啓のバンド、ザ・スーパーマーケットにも在籍していたのだそう)。そのご、80年に高橋幸宏のオーディションを受けて、見事合格。アルバム"Do You Belive In Mazic?"で見事に再デビューを果たす。当時、高橋幸宏がソロ作"音楽殺人"で見せたような「テクノ・モータウン」なるサウンドコンセプトを展開。「音楽殺人」と対をなすアルバムとして高い評価を得ている。彼自体相当力を入れていたようで、オーディションでは「歌を聴かずに決めた」という逸話が残されていたように、かなりヴォーカルパートで(歌が上手い下手ではなく)こだわったようだ。前述のファーストでもYMOが参加しており、二枚目"恋せよ乙女"ではさらに大村憲司、加藤和彦、立花ハジメやピーター・バラカンなどのYMO関連の豪華面子が参加。まさに「テクノ歌謡の歌姫」という評価が似合う存在だった。
紹介曲は二枚目が出て一年経った時に出されたシングル曲。デケデケした腰の強いシンセベースの音が、同時期の幸宏作品の傑作である、山下久美子の"赤道小町ドキッ"と似た雰囲気を出しているが、上に乗っかるピコピコなメロディが実にかわいらしい。また、サビの部分は、高橋幸宏が傾倒していたTony Mansfield(前に紹介したNew Musikのリーダー)の影響を感じさせる、爽快だがエッジの効いたサウンドに仕上がっている。彼女のヴォーカルも伸びやかで気持ちよく、メロディも印象的だ。一度聞くと頭から離れない鮮烈な一曲だと思う。
「音楽ガクガク」「短くも~」の更新がおくれて本当にすみません。
火曜日には更新します。
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