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「ふぅ」
僕は窓辺に佇んでぼーっと夜景を見ていた。
僕は現在、アンドロメダ・ハイツとゆー所ですんでいる。
この風変わりな名前は、建てた人がアンドロメダまで届くような建物にしようとしたことが由来らしい。
それ故、この建物はかなり高く、上の方に行くと星がすぐ隣にあるように感じる。
そこの2階に僕は間借りしている。
もちろん、他にもいろんな人が住んでいる。
でも、そこに住んでる人は大概、自分を養子にしてくれる人を探していて、すぐに出てってしまう。
僕はこの建物の中で1番の古参となっていて、本当は親が管理人をしているのだが、一応管理人の立場にいる。
「いよう」僕と同じくらいの古参のじゅんたが話しかけてきた。調子のいいやつでキンキン声でよく話しかけてくる。
「まぁた売れない曲でもやってんのかい?」
「うるさいなぁ」
「才能ないのによーやるよ」
「好きでやってんだからいいだろ」
「ま、せいせいしなよ」
1年ほど前から、トップアイドルの初音ミクと巡音ルカが、「息抜き用の隠れ家」として1室を借りている。僕はもともと音楽が大好きで、いくつか曲を書いてたので、駄目もとで「ヴォーカルをしてほしい」とたのむと「いいよ」と2つ返事で受けてくれたのは感激だった。
一応、「マッチ箱レーベル」として曲を出しているが、売れたためしがなく、申し訳がないと思っている。
それでも本人は「遊びでやって楽しんでるから大丈夫」と言ってくれた。一応、僕の方が年上だが、精神年齢はあっちの方がずっと上である。
「はぁ」
才能ない・・・・・はっきり言って、何度もそー思っている。でもそー考えてやめるのは自分の意に反する。何度も「才能はある」と言い聞かせて今までやってきたのだ。
「こんばんわ~」ちょっと年下のももが話しかけてきた。
「こんばんわ」
「まぁた、悩んでんのぉ。悩んだってもショーがないでしょぉ」
「いや、そーゆー訳では・・・・・」
「そんな時はみんなで食べるのが1番!!1階の広間で鍋をするんだぁ。他のみんなも、ミクちゃんもルカちゃんも誘ったら今日はオフだからって来てくれるしぃ、ササちゃんも来るみたいだよ」
ササは僕の妹である。
「え!?あいつ、すんごい猫舌だぞ!?」
「何企んでるんでしょーねぇ」
「あぁ・・・・行くしかないなぁ」
僕はちょっと笑った。
ま、大体こんな風に毎日は過ぎてゆくのです。
ではまた。
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鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。