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「まんがタイムきらら」に連載された一作(現在は終了した)。見た目は美青年だが中身はダメな保険医、村田先生と、ラッパのマークの薬で助けてもらったお礼にメイド姿でお手伝いするこくりさん。子の二人がいる保健室には一癖も二癖もある変人ばかりが集まってきて・・・
絵柄は前に紹介した荒井チェリーに似た雰囲気だが、こちらのほうが、女の子の書き方がギャルっぽく、ちょっと色っぽい。ただし、全体的に無気力感があり、色気なんか、まったく関係なくなる。ギャグやリアクションもハイテンションなのだが、妙にダウなーというか、かったるい雰囲気が漂う。いわゆるほのぼの系とは違い、けだるく、何にもしたくないという空気が漂う。それも不良とかのようなものではなくて、引きこもりなんかに近い感じ。そこが妙に現実的な雰囲気を与えている。そこに、こくりさんのピュアで、何にも考えていない言動がいいスパイスとなっている。
キャラクターがとにかく常識に欠けた馬鹿ばかり。もともときつねであるこくりさんはまだしも、異常なほどメガネっこ(老若男女問わず)だいすきなあんずをはじめとする、人間キャラが強烈。某フジテレビのクイズ番組に出るような馬鹿ではなく、もっとどうしようもない方向での馬鹿。読んでててこちらの脳みそがゆるくなってきそう。
基本的にはきつね耳萌えだと思うのだが、メガネっこ萌えのネタのほうが多く、正直言って、焦点ボケは否めないか。
興味を持った方はこちら
The Flying Lizards:Get Up (Sex Machine)
The Flying Lizardsは80年代にMichael NymanやThis Heat等のプロデュースを手がけていたDavid Cunninghamの結成したユニット。昔のポップやロックのあり方を否定、もしくはアンチテーゼとなる音楽をパンクと呼ぶのなら、このユニットはまさしくパンク。精肉場で録音した、ダンボールをたたいた音をバックにし超無気力なヴォーカルでうたった"Summertime Blues"でデビュー。その後5ポンドという前代未聞の(安い)制作費で録音した"Money"(ただしPink Floydのとは別)でなんと全英第5位に輝いた。ダンボールやテープのループ等楽器以外を基本としたバックにほとんど歌う気のないとしか思えない女性ヴォーカルが乗る音楽スタイルは超個性的。さらに、多くの楽曲が古い曲のカヴァー。まさに、解体と再構築の音楽。しかも結構ポップに聞かせるのがすごい。
とにかくチープというか、聞けば聞くほどやる気をそがれるような楽曲ばかりで、聞くと腰砕けになること請け合い。先ほど紹介した2曲もヘロヘロでだる~い気持ちになってくる。ただ、時折、ポップでありながらどこか毒をはらんでおり、聞くものを不安にさせるような見事なアヴァンギャルドポップもあり、一筋縄ではいかない。
子の曲はもちろんあのJames Brownのカヴァー・・・・なのだが、ほとんど原形をとどめておらず、やっぱりものすごく無気力なヴォーカルと、「サンプラーをテキトーに引いてみました」といった感じの投げやりっぽいバックが強烈。本来ならノリノリになれる曲のはずなのに、とにかく脱力、腰砕けになってしまう。ほかにもさまざまなカヴァー曲があるのでぜひ。
上に書いてあるようにサントラをイメージしつつも、僕の好きなアーティストであるReal FishやFrank Zappaを意識しました。ぜひ聞いてください。
ちなみに写真は雛菊堂で昔販売していたテディベアです。
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好きな動物
ねこ
萌えポイント
ねこみみ
好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ
XTC
P-MODEL
ルイ・フィリップ
原マスミ
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど
好きなアーティスト
クレー
マグリット
好きなマンガ家
鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。