[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
これを書くにあたって大問題が一つある。元ネタである「涼宮ハルヒの憂鬱」全く読んだことがないのである(ただし多少の知識はある)。まぁ、この作品自体、面白いので、書くが。
ま、タイトルから見てわかるわかるとおり、「涼宮~」の公式パロディ作品で、いわゆる二次創作品であるが、前に書いた、「氷室の天地」ばりの弾けた「破壊、再構築」がなされている(少々かっこつけすぎた)。とくに、原作では無口な読書好きであるはずの長門さんが、大のギャルゲー好きになってたり、本来、脇役であるはずの鶴屋さん、森さんが異常な身体能力を発揮、存在感をかもしだしちゃっている。この作品も脇役でしたい放題している。やっぱり、もとの個性が少ない分、弾けさせやいのだろう。
そのほかにも原作とほぼ関係ない、ハイテンションなネタが連発。内容はかなり高密度だ。また、各回の欄外にはキャラクター紹介が乗っており、より、ギャグを引き立てている役割を果たしている(様に思う)。四コマ以外のネタもかなり収録されており、いずれもボケ&ツッコミのラッシュ。とくに初夢の回はナンセンスなネタ満載でインパクト大。ほとんど原作とはなれてひとつの作品として高いクオリティを持っているが(実際、アニメ化されてしまった)、それでもきちんと原作から離れすぎておらず、二次創作の作品としてのスタンス保っている。
さらに言うと、ギャグ自体はあまりマニアックになりすぎず、比較的わかりやすい。ギャグ作品として、しっかりと普遍性の持った一作といえるか。
ちなみに作者は前に紹介した「まじん☆プラナ」の作者ninoと親交あり。
興味を持った方はこちら
仙波清彦とはにわオールスターズ:茶のみ友達すれすれ
仙波清彦の名前を知っている人ってどれだけいるだろうか?それだけ表舞台での目立った活動を行っていない方なのだ。しかし彼にかかわる人たちはとにかく豪華だ。ざっとあげても坂本龍一をはじめ、矢野顕子、坂田明、渡辺香津美、村上”ポンタ”秀一、上野洋子、安藤まさひろ(T-SQUARE)など、日本のポップ、ジャズ等の第一線で活躍した人たちがずらり。また、邦楽囃子仙波流の家元の生まれという変わった経歴の持ち主で、その素地が存分に生かされたパーカッションの技術とアレンジの上手さは絶品。さまざまなところで邦楽の演奏を担当している。
そんな彼が周りにいるミュージシャンに声かけて結成したのがこのはにわオールスターズである。なんとメンバーは総勢約40人。邦楽、ジャズ、ロック、ポップ等あらゆるジャンルの達人が一挙に集結(前述の坂田明、渡辺香津美、村上”ポンタ”秀一も参加)。一説によると、ツアーをやる時は新幹線一車両丸々貸し切りだったらしい。まったくの無国籍音楽によるオーケストラは圧巻。名前の由来はそのあまりに突飛な音楽でお客さんがはにわみたいになってしまうことからとのこと。ヴォーカルはゲスト呼ぶ形だが、小川美潮、戸川純、福岡ユタカ、さらにはデーモン小暮閣下とこれまた個性派ぞろい。ビジュアル面でも凝っており、看護師のコスプレしてたり、水玉の服を着てたりする(紹介する画像では割と普通)。とくにヴァイオリニストの斎藤ネコがド派手。
この後、ダウンサイズして柴崎ゆかりをヴォーカルに迎えたはにわちゃんを結成。現在は仙波清彦&カルガモーズとして活動中。サントラで手掛けているものも多く、ゲーム「戦国無双2」の邦楽パートや、アニメ「BANBOO BRADE」の音楽、「夏目友人帳」の邦楽パートを担当。
紹介曲は、はにわオールスターズの代表曲ともいえる一曲。邦楽器と洋楽器の音色がダイナミックにスイングするサウンドはとにかく楽しい。小川美潮等によるヴォーカルも明るく響き、日本の民謡に聞こえるが、もととなったのは何とインドの民謡だとか。歌詞も意味があるんだかないんだか不思議な感じ。
年末に一曲紹介。
The Pogues:Streams Of Whiskey
いわゆるトラッドソングをパンク的に解釈した音楽性で80年代のイギリスに衝撃を与えたばんどがThe Poguesである。82年、パンクバンドNipsを前身に、アイリッシュ移民の子弟だったShane MacGowanを中心に結成。アコーディオンやティンパイプ等の民族楽器を取り入れた本格的なアイリッシュトラッドのサウンドと独特のドラム、そして酔いどれヴォーカリストShaneのカリスマ性と、過激でどたばたしたステージで注目を集める。84年に"Red Roses For Me"でアルバムデビュー。彼らの知名度は一気に高まり、同じようにトラッドをポップミュージックに導入したバンドが多く出現した。85年の2nd"Rum,Sodomy&The Lash"にはなんとElvis Costelloがプロデュースし、大いに話題を呼んだ(ちなみに初代ベーシストはCostelloの奥さん)。ここにはカヴァー曲"Dirty Old Town"等の名曲が多数収録され、全英トップ20にランクイン。そして88年に最高傑作"If I Should Fall From Grace With God"を発表。評価を完全に決定付けた。特にアイリッシュ移民カップルのクリスマス模様を描いた"Fairytale Of New York"は彼らの代名詞とも言える、超名曲である。その後も活動を続けるが91年にリーダーのShaneがアル中で脱退(映像を見ればわかるが、ライブ中でもずっと酒飲んでる)。96年に解散。その後Shaneはソロ活動を続け、現在は再結成されている。
アイリッシュトラッドが基本なのだが、とにかくぶっきらぼうで、酒場でドンチャン騒ぎをしているような騒がしくも楽しげな雰囲気が魅力。またソングライターとしても"Fairytale~"のような美しい楽曲が書けるのが彼らの強みである。これらはやはりShaneに負うところが大きく、彼の声は大きな個性だった。
紹介曲は彼らの初期の代表作。まるで行進曲のようなどたばたしまくったアレンジは聴いていて元気なる。特にティンパイプの音は軽やかで非常に心地よい。「ウィスキーの流れる小川に行くんだ」という歌詞も能天気で良し。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
好きな動物
ねこ
萌えポイント
ねこみみ
好きなバンド・ミュージシャン
ムーンライダーズ
XTC
P-MODEL
ルイ・フィリップ
原マスミ
リアル・フィッシュ
ヒカシュー
プリファブ・スプラウト
などなど
好きなアーティスト
クレー
マグリット
好きなマンガ家
鴨沢祐次
twitterもやっており、moonlighttokekと名乗っている。