★ ちょっとお詫び

今週は、「音楽ガクガク」と「短くも美しく萌え」をおやすみさせていただきます。
過去に書いたものを見てね。

★ 力強く

生きてやる。どんな境遇でも。








（クリックすると、大きくきれいに見ることができます。）

★ ちょっとお知らせ

7/22～7/31に新宿の伊勢丹にて僕が勤めているぬいぐるみ店「雛菊堂」の作品展をやります。
その作品展のために、ポストカードを作成しました。ぜひ、見に来てお持ち帰りください（販売じゃないよ）。
伊勢丹6Fの「BEAR!BEAR!BEAR!」でやっております。

★ 短くも美しく萌え

ひだまりスケッチ：蒼樹うめ

萌え四コマを専門的に載せている雑誌のひとつ、「まんがタイムきららキャラット」の看板作品で、アニメにもなった人気作。とある芸術学校の目と鼻の先にある下宿、ひだまり荘に住むゆのたち芸術学校生ののんびりした日常を描く。
本作は、前に紹介した「あずマンガ」のスタイルを雛形としつつも、より毒を控えめにした一作である。ゆえに、ほのぼの度がアップしている。キャラクターは、いわゆる萌えキャラであるが、ゆのをはじめ、全体的にほんわかしたキャラクターが多い。しかし、笑いどころはきちんと抑えており、安心して笑える。特に、校長や、吉野家先生といったトリッキーなキャラや、時折見せる、シュールなギャグでメリハリをつけるセンスは高い。
また、キャラクター造形も、萌えキャラによく見られる色っぽい雰囲気は皆無で、親しみやすい。ぬいぐるみのような暖かさを持っている。
全体的にパステル画のようなやわらかさで、誰にでもすかれる要素を持っているように思う。前述したとうり、いわゆる「萌え」のエロさはないので、読まず嫌いせずに読んでみる価値がある作品だと思う。

興味を持った方はこちらへ

★ 音楽ガクガク

Nick Lowe:Cruel To Be Kind

Elvis CostelloやThe Damned等のプロデューサーとしても有名なNick Lowe。70年代にBrinsley Schwarzのメンバーとして活動していたが、あまり売れず、74年に解散。78年に、「Jesus Of Cool」を発表し、再デビューを果たした。ポップだが、ひねりの聴いた楽曲は、高い評価を得た。また、Dave EdmundsとのRockpileも有名である。
80年代ニューウェーヴ全盛時の英国のロックシーンを見ると、必ずといっていいほどこの人が紹介されているので、聞いてみたら、非常にまっとうなポップ作でありながらどこかイギリスらしい皮肉っぽいユーモアが混じった音楽は、とてもおしゃれに感じた。「パワー・ポップ」の元祖といわれているのも納得である。ブリット・ポップの源流のひとつだろう。
紹介曲は彼の代表作で、英国ポップの結晶といえる大傑作。全体は、非常に親しみやすいメロディが包まれていながらやっぱりなんか皮肉っぽい。ほんとにメロディが抜群によく、思わず口ずさんでしまう。コーラスワークも美しい。聞くとなんだか明るい気分になれる一曲だ。