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「まんがタイムきらら」に連載の一作。ドラマCDもある。棺を背負いながら旅を続けている少女・クロとしゃべるコウモリのセン。二人は昔、ある魔女によって呪いを受けており、彼女を探す旅をしているのだ。その途中、さまざまな人物と出会い、別れてゆく・・・。「GA」で大人気の作者のデビュー作である、ファンタジー作品。
作者は自分の絵柄の特徴をしっかりと理解しているように思う。「GA」では勢いがあり、ポップに感じられた硬質な線は、この作品では、中世ファンタジー的な世界観に見事にマッチ。まるで童話の挿絵や絵本のような雰囲気をかもし出している。ある意味、対極な世界観を見事に創出しているセンスはすばらしい。
ストーリーははっきり言ってしまえば「4コマ版キノの旅」といった感じのあまりオリジナリティがあるとは言えないものだが、「きらら」ではこのようなストーリー性重視の、それも西洋風のファンタジー作品はほとんどなかったため、際立った存在を放ち、明らかに突出していた。演出と物語の展開のさせ方が非常にうまく、どれも説明的になることなく人物に降りかかるさまざまな運命や出来事を描写し、各話とも読む人を感動させてくれる。特にホラ吹き爺さんの話は抜群の演出で、読むと涙を流さずにはいられない逸品。
ストーリーもよいが、登場するどのキャラクターもしっかりと立っており、どれも魅力的。それぞれ悲劇的だったり、歪んだ運命や背景を持っており、物語の世界観をより深くしている。前述地のホラ吹き爺さんも印象に残るが、ある国の独裁的なお姫様や、クロたち同様、呪いをかけられ、その末期に達した少女なども印象深い。
抜群のクオリティを持った作品であるのだが、「GA」のヒットで忙しいのか、現在は連載休止状態。早い再開が待たれる名作だ。
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60年代後半から70年代前半、特にBeatlesの"Sgt. Pepper's~"以降の英国の音楽シーンには、多くの優れた音楽性を持つバンドが出現し、またすでに活躍していたバンドも名作と呼ばれるような作品を発表した。しかし、ほとんどのバンドやミュージシャンは時代の波に埋もれてしまった。今回紹介するDuncan Browneもそのひとり。Steve MarriotがいたSmall FacesやKeith EmersonがいたThe Niceなどが在籍していた事で知られるIMMEDIATEというレーベルからデビュー。このレーベルのオーナーであるAndrew Oldhamは大層気にっていていたらしく、彼のデビュー作を自らプロデュースして全面的にバックアップしたが、いかんせん経営難で、全然プロモーションされずまったく売れなかった。その後レーベルを去り、ソロ作を発表し、77年にはMetroなるバンドを結成。”Criminal World"はあのDavid Bowieにもカヴァーされたが、バンド自体は成功せずすぐに脱退。以後も活動を続けるが93年に癌で亡くなってしまった。
「生前はまったく人気がなかった」というタイプのミュージシャンの典型であるが、優れた実力の持ち主で、楽曲はすばらしいものばかり。初期は非常に繊細で美しいフォーキーなものが多いのが特徴。Metro以降の作品はニューウェーブ色が強くもやはり繊細で大人っぽい雰囲気だ。又、ギターもかなりの腕前でセッションミュージシャンとしても高い評価を得ている。
この曲は彼のデビューアルバムのタイトル曲であり、アルバムの冒頭を飾るすばらしい名曲。とにかくオーケストラの美しいことこの上ない。全体のアレンジもとても繊細ではかなげ。ヴォーカルもどこか憂いに満ちている。聞くとまるで「指輪物語」などのファンタジー小説の世界に迷い込んだような気分になる。正にガラス細工のような一品。
これは萌えよんというかなんと言うか・・・
「COMICぎゅっと!」に連載された後、「まんがタイムきららCarat」で連載された。全鳥類をペンギンにしようと目論むペンギン帝国。そんなやつらを食い止めるために、16歳の女子高生、與那嶺ギコ(よなみね ギコ)は伝説の操縦士、与儀ヂョウ(よぎ ヂョウ)から受け継いだロボット、火星ロ簿とともに立ち上がった!!・・・・・・という体のギャグ作品。ストーリーの骨子はかなりベタなロボットアニメそのものなのだが、出てくるキャラクターがそろって、常識を突き抜けた馬鹿ばかり。まさに「読めば読むほど頭が悪くなる」様な一作。
ギャグの八割がたは下ネタで、それも中学生の妄想並のものばかり。「おっぱいもませて!!」とかそんな感じ。エロいギャグも満載で、かなりきわどいところまでいくことも多く、過激。女の子の裸がてんこ盛りでこれをかなりハイテンションかつテンポよく繰り広げられるため、読んでるとその勢いに思わず爆笑させられる。また、アニメのワンシーンやセリフをひねって解釈したギャグが秀逸。例えば攻撃している側が仲間から「もう終わりにしましょう」というセリフを聞いて、本当に攻撃をやめて休んじゃったりとか(普通ならとどめを刺すところ)、極端に素朴に解釈するセンスは相当高い。
キャラクターは前述どおり馬鹿ばかり。特に男性キャラクターの九割方はとんでもなくスケベ。常にエッチなことしか頭にないというやつら。特に与儀ヂョウが最低。また、ペンギンを改造して誕生させたペンギンコマンダーの外見は見るだけで頭が痛い。女性キャラクターは総じて脳みそゆるゆる。特に敵キャラクターである司令官とフンボルトが強烈。前者はただただペンギンが好きという理由だけでペンギン帝国に加担しているというやつだし(スタイルがいいので良く脱がされる)、後者は完全なニンフォマニア(強引さといいほとんど吾妻ひでおの阿素湖素子)。
第一、ペンギン計画自体が尋常でなく無意味。火星ロボのデザインも驚くほどひどい(そのご水星ロボやら、冥王星ロボやら貧弱ルックスがずらり)。
ロボットアニメの王道をゆくストーリーの上で展開される、(しょうもない)ギャグの嵐。読んでて腹がよじれること間違いなし。
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Bill Nelson:Flaming Desire
YMO"浮気なぼくら"への参加や、高橋幸宏のサポートメンバーも勤めていたBill Nelsonのキャリアは古く、71年に自主制作でデビューしている。彼の名前が世間に注目されるようになったのはやはりBe-Bop Deluxeを結成してからだろう。David BowieやT-Rexらによって盛り上がったグラムロックのムーブメントがやや沈静していた70年代の中ごろに、SparksやRoxy Music、Cockney Rebelらと共に活躍。"Modern Music""Drastic Plastic"等の傑作を残す。解散後、ソロプロジェクト、Red Noiseを結成し、"Sound on Sound"を発表。非常に過激なサウンドながらもポップなメロディ満載の本作はエレクトロポップの稀代の名盤として高い評価を得、一曲目をRCサクセションがカヴァーした。その後ソロとなり、傑作を次々と発表。現在までに40枚以上のアルバムを発表している。
彼のサウンドの特徴はそのギターの音色。ノイジーでいて伸びのよい音はどこかロマンチックな香りが漂い、耽美的な印象を受ける。また、いかにもグラムロック時代の生き残りらしい粘着質なヴォーカルも魅力だろう。彼の個性が特に輝いていたのは80年代の作品群。この頃、YMOに多大な影響を受けたらしく、アジアの香りがする楽曲が多く、おすすめ。
紹介曲は、80年代の作品でも特に評価の高い"Love That Whirls"に収録されている作品。この曲はヨーロピアンな雰囲気だが、疾走感、緊張感がともに高く、サスペンスタッチに仕上がっている。ノイジーなギターのかっこよさは一度聞いたら忘れない。非常に激しいサウンドだが、美しく響くのが不思議。そしてそこがすばらしい。
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